人気ランキング
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
【ジロ・デ・イタリア2023 レースレポート:第8ステージ】“アイリッシュ・ヤングスター”ベン・ヒーリーが狙って決めた50km独走劇 ログラのアタックでマリア・ローザ争いも形勢が揺らぐ
サイクルロードレースレポート by 福光 俊介「コース脇で待っていてくれたみんなの応援が僕の背中を押してくれた。とても勇気づけられたよ。イタリアのレースはいつも楽しいけど、今日をきっかけにもっと好きになりそうだ」(ヒーリー)
最後の50.3kmをひとり旅。プロ2年目の22歳は、アムステル・ゴールドレースで2位、リエージュ~バストーニュ~リエージュで4位と、一躍トップライダーの仲間入りを果たした。もっとも、生まれ育ったイギリスではジュニア時代からその能力が高く評価され、同国と祖父母の出身地であるアイルランドとで争奪戦になった過去を持つほど。「それまでまったく接点のなかったアイルランドの自転車関係者が快く迎え入れてくれて、僕を強くしてくれた」というその力を、キャリア初めてのグランツールでも示してみせた。何なら、彼が記録したスタートからフィニッシュまでの平均スピード43.671kmは、ジロにおける200km超のステージで史上5番目の速さである。
独走でフィニッシュするベン・ヒーリー
「本当は第4ステージを勝ってマリア・ローザを着たいと思っていたんだけど、うまくいかなかった。残念だったけど、すぐにこのステージに気持ちを切り替えたんだ。ここまで走ってきてもそれほど疲労を感じておらず、グランツールにも対応できる身体であることを実感している。ただ先は長いし、未知の世界なので覚悟して走るよ」(ヒーリー)
さて、逃げ残りの選手たちが次々とフィニッシュへ到達する後ろでは、メイン集団にも大きな変化が訪れていた。2回目のイ・カップッチーニの入口でプリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィスマ)がアタック。これをレックネスンやレナード・ケムナ(ボーラ・ハンスグローエ)がチェックに動く。反応が遅れたレムコは少しずつ追い上げてレックネスンには届いたものの、ログリッチは目の前に見ながらもなかなか追いつけない。そうこうしているうちにログリッチは頂上目前でもう一段階シフトを上げて加速。レムコは離されるどころか、テンポで追ってきたテイオ・ゲイガンハートとゲラント・トーマスのイネオス・グレナディアーズコンビにもかわされた。
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
5月8日 午後9:00〜
-
5月9日 午後9:00〜
-
5月11日 午後7:20〜
-
5月10日 午後7:50〜
-
5月12日 午後9:00〜
-
5月7日 午後9:00〜
-
Cycle*2024 ジロ・デ・イタリア 休息日TV 第1ステージ~第9ステージ
5月13日 午後9:00〜
-
5月6日 午後9:00〜
J SPORTSで
サイクル ロードレースを応援しよう!