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サイクル ロードレース コラム 2023年5月13日

【ジロ・デ・イタリア2023 レースレポート:第7ステージ】大会最初の本格山岳は大差を生かしたダヴィデ・バイスがプロ初勝利 総合争いは強い向かい風により“ノーカウント”

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
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【ハイライト】ジロ・デ・イタリア 第7ステージ|Cycle*2023

そんなこともあり、レースリーダーを務めるチームDSMは集団統率の責任を果たしながらもそのペースはゆったり。雨が強まってきたこともあって、多くの選手がチームカーまで下がって防寒対策。そうしているうちに、前の4人とは10分以上の開きになった。

この間に慌ただしくなったのは、途中のチェックポイント通過時くらい。91.1km地点に置かれた1回目の中間スプリントはバイスが1位で通過後、しばらくして前日のステージ覇者マッズ・ピーダスン(トレック・セガフレード)がメイン集団の一番手、全体5位でやってきた。100.5km地点に設けられたロッカラーゾの2級山岳ポイントもバイスがトップ。11分20秒後にメイン集団が現れて、マリア・アッズーラを着るティボー・ピノ(グルパマ・エフデジ)が全体5位で得点を加算している。

タイム差が最も広がったのは、フィニッシュまで90km以上残した段階での12分35秒。終盤の山岳区間を考えればメイン集団が追いつく可能性はゼロではなかったが、その後も10分以上のタイム差で進行し続け、集団に前へ追いつく意思がないことがはっきりとしてくる。逃げメンバーはムルブランが遅れて3人になるが、徐々に逃げ切りの可能性が高まっていった。

2つ目の2級山岳カラーシオもバイスが1位で通過して、いよいよ最後の登坂区間である1級のグラン・サッソへ。さすがにここまで来るとメイン集団もタイム差の調整を図っていて、バーチャルリーダーとなっていたペティッリがレース後にマリア・ローザを獲得する見込みはほぼなくなった。それでも、逃げ切るには十分すぎるほどのリードを持っている。3人はステージ優勝をかけて、雪の残る高峰へと向かった。

駆け引きが本格化したのは残り6km。ペティッリがダンシングでペースアップを図ると、負けじとヴァチェクも攻撃を繰り出す。ペティッリが仕掛けるたびにヴァチェクが少し後ろへ下がるが、テンポで追いついてはカウンターを打ってライバルの消耗を誘う。

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