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サイクル ロードレース コラム 2023年4月20日

【Cycle*2023 ラ・フレーシュ・ワロンヌ フェミニーヌ:レビュー】ユイの壁に賭けた情熱実る! デミ・フォレリングがアルデンヌクラシック2連勝、史上2人目のハットトリックへ前進

サイクルロードレースレポート by 福光 俊介
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ラ・フレーシュ・ワロンヌ フェミニーヌ表彰台

ラ・フレーシュ・ワロンヌ フェミニーヌ表彰台 優勝デミ・フォレリング、2位リアヌ・リッパート、3位ガイア・レアリーニ

2023年シーズンを迎えるにあたり、最初の目標レースをラ・フレーシュ・ワロンヌ フェミニーヌに定めた。走れば走るほど勝ちたくなる、不思議な魅力に夢中になること数年。だけど、思いが高まれば高まるほど、勝利が遠ざかるような錯覚にも陥った。最高順位は2020年と2022年の3位。果たしてベストコンディションで臨めていたか、本当に自分に合ったコースなのか……。考えるたびに、このレースの難しさを実感した。

今年で26回目を迎えたラ・フレーシュ・ワロンヌ フェミニーヌ。象徴であるミュール・ド・ユイ(ユイの壁)に幾多のウィメンズトップライダーが挑み、一番登頂を目指してきた。そして今年は、デミ・フォレリング(チーム SDワークス)が悲願の初優勝。ユイの壁を愛し、誰よりも情熱を傾けてきたと自負する彼女が、5度目の挑戦で実を結ばせた。

「いつかきっと勝てると思っていましたが……本当に勝ってみるとまったく信じられません。今回もうまくいかないのではないかと弱気にもなりましたが、チームメートが私なら可能であると信じさせてくれました。これはチームの強さと団結力の勝利です」(デミ・フォレリング)

127.3kmに設定されたレースは、ときおり逃げ狙いの動きがみられながらも、大きな局面の変化はなく進行。3度上るミュール・ド・ユイの1回目では、頂上付近でクラッシュが発生。育休からの復帰戦となったリジー(エリザベス)・ダイグナン(トレック・セガフレード)や、前回優勝のマルタ・カヴァッリ(FDJ・スエズ・フチュロスコープ)らが後方に取り残されたが、早い段階で集団へと戻っている。

先頭メンバーのシャッフルがありつつも、集団はトレック・セガフレードやチーム SDワークスのコントロールによって淡々と進行。2回目のミュール・ド・ユイ手前でまたもクラッシュが起き、再びダイグナンやカヴァッリが後退。昨年はアムステルゴールドレースとのアルデンヌ2冠でトップライダーの仲間入りを果たしたカヴァッリだったが、今回は優勝戦線には加われず。最終的に5分以上遅れての79位に終わっている。

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