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サイクル ロードレース コラム 2023年3月14日

【Cycle*2023 パリ〜ニース:レビュー】春の頂上決戦は全力でゲームを仕掛けたポガチャルに軍配、チームTTでのタイム損失はボーナスタイムで補う

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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J SPORTS サイクルロードレース【公式】|YouTube

【ハイライト】パリ〜ニース 第8ステージ|Cycle*2023

スーダル・クイックステップに移籍1年目のティム・メルリールが区間優勝

移籍後も活躍が著しいティム・メルリール

ティム・メルリールが今年3枚目の「初日」リーダージャージを着用し、続いてマッズ・ピーダスンが区間勝利とイエロージャージを同時に競り落とし、アルガルヴェ一周で凄まじい好調さ披露したマグナス・コルトが、3日目には黄色いシャツを受け継いだ。こうして日替わりで持ち主が変わってきたマイヨ・ジョーヌも、4日目には、とうとうポガチャルのもとへとやって来る。

大会最初の上りフィニッシュへ向かって、ポガチャルは計算高い走りを披露した。UAEチームエミレーツのアシストたちを、集団先頭で勢力的に働かせた。中間ポイントは最小限の努力で、ボーナス2秒をきっちり収集。最終登坂では真っ先に仕掛けたヴィンゲゴーの背後に、ひたすら冷静に張り付くだけで、ゴデュのカウンターアタックにも脊髄反射せず。

代わりに残り2.5kmで強烈な一発を打ち込むと、もがくヴィンゲゴーを軽々と振り落とした。前方で上手く共闘したゴデュも、残り100mでの鮮やかな加速で突き放した。パリ〜ニース初登場のフィニッシュ地ラ・ロージュ・デ・ガルドに、ポガチャルは自らの名を刻んだ。

5日目のスプリンター向けステージでは、総合2位につけるゴデュが、「ポガチャル戦法」を試みる番だった。開幕前はポガチャルvsヴィンゲゴーにばかり話題が集中していたが、「フランスの星」も自らの存在をアピール。しかも、TTTでは世界屈指のスペシャリスト、シュテファン・キュングの手厚い牽引を受けた小柄なクライマーは、この日はエーススプリンター、アルノー・デマールから発射された。おかげでステージの終わりに、ポガチャルとの総合差をまんまと10秒から6秒に縮小した。

ちなみに今年に入って不仲が表沙汰となったグルパマ・エフデジの2人だが、「親友でなくとも最高の同僚であればいい」とゼネラルマネージャーのマルク・マディオが言い放ったように、最終日8日目にもデマールが「途中棄権の前に」ゴデュの中間ボーナス取りに協力している(この時はポガチャルに先行を許してしまうのだけれど)。一方ユンボのエーススプリンター、オラフ・コーイは、フィニッシュへのスプリントですべてを蹴散らした。ユンボにとってはTTTに続く区間2勝目だった。

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