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【Cycle*2023 サウジ・ツアー:レビュー】“カウボーイ”ルーベン・ゲレイロがプロキャリア初のステージレース個人総合優勝! JCL TEAM UKYOは世界へ一歩目の足跡残す
サイクルロードレースレポート by 福光 俊介へグラ遺跡
日々のステージは、強風とスプリントが中心の“ザ・中東レース”。第1ステージから横風やパンク、クラッシュによる混乱が生じた中、ディラン・フルーネウェーヘン(チーム ジェイコ・アルウラー)がオープニングウィン。チームをスポンサードするアルウラーでの勝利は至上命題だった中、大会初日にそのミッションに成功。一時は風の影響でメイン集団から遅れる場面があったものの、チーム一丸となって前線へと復帰させ、フィニッシュでの爆発につなげた。
事実上のホームチームがリーダージャージを得て迎えた第2ステージ。ジョナサン・ミラン(バーレーン・ヴィクトリアス)がフルーネウェーヘンから主役の座を奪う。残り30kmを切ってからの横風区間で後方に取り残されたミランだったが、ドゥシャン・ラヨビッチらの献身的なアシストで前線復帰。第1ステージで2位だったラヨビッチは、勝負をミランに託して役目を終えた。
進行方向左側から吹き付けた風の中、ケース・ボル(アスタナ・カザクスタンチーム)の動きに反応するようにスプリントを開始したミラン。2連勝を狙ったフルーネウェーヘンより先に仕掛けたことが奏功し、トップをキープ。並びかけたフルーネウェーヘンにわずかな差で勝利した。
これで勢いづいたミランは、第3ステージでも勝ちにいく。パスカル・アッカーマン(UAEチームエミレーツ)やゼネク・スティバル(チーム ジェイコ・アルウラー)がフィニッシュ前2kmからの上りでアタックする中、焦らずスプリントに賭ける。戦力アップが著しいウノエックス・プロサイクリングチームのコントロールでアッカーマンとスティバルをキャッチすると、いよいよフィニッシュ前での大一番。ソーレン・ヴァーレンショルト(ウノエックス・プロサイクリングチーム)のスピードには敗れたミランだったが、連日の上位フィニッシュでついにリーダージャージを獲得。
結果的に第4ステージでゲレイロらから遅れ、リーダーの座は1日限りだったが、今大会の中心に立った1人だったミラン。第2ステージを勝った時点から「個人総合を意識して走ってみたい」と意欲を示し、リーダーを降りても「翌週に控えるトラックのヨーロッパ選手権につながるレースになっている」と明るい表情を見せた。チームパシュートでイタリア代表の主力を務める22歳は、今季のスプリント戦線で台風の目になりそうだ。
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