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サイクル ロードレース コラム 2023年1月23日

【Cycle*2023 ツアー・ダウンアンダー:レビュー】地元オーストラリアのジェイ・ヴァインがプロ人生初のステージレース総合優勝

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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J SPORTS サイクルロードレース【公式】|YouTube

【ハイライト】ツアー・ダウンアンダー 第5ステージ|Cycle*2023

「長い間、この勝利を待ち続けてきた。10年前から!僕向きのフィニッシュ地形で、開幕前からこのステージだけにひたすら狙いをつけてきた。本当に誇らしい。……間違いなくマイケル向きの地形でもあったけど、彼は初日から連日努力してたからね。少し疲れちゃっていたんじゃないかな」(コカール)

幸せな区間勝者が推察した通り、マシューズは「脚がなかった」と振り返る。それでもポイント賞だけは持ち帰った。母国のダウンアンダー最終日の表彰式を、生まれて初めて満喫することができた。

レースの中心地であるアデレードで生まれ育ったローハン・デニスは、第2ステージで喜びに浸った。最後の山岳でヴァインが加速を仕掛けると、イェーツ、ジャイ・ヒンドレー、マウロ・シュミットと共に流れへ飛び乗ったのだ。3人がオーストラリア人で、5人全員がグランツール区間勝利経験者で、しかもTT世界王者にグランツール総合優勝経験者が2人……というモチベーションもレベルも高い先頭集団の背後で、スプリンターチームの追走の足並みが揃わなかったことも幸いした。

2015年大会3日目は、残り1km前後で急襲を決めたデニスだが、2023年大会3日目は、ラスト500mのカウンターアタックで勝利を射止めた。8年前と同じように、区間勝利には総合リーダージャージもついてきた。ただ最終日まで守りきった当時とは違い、今年はわずか1日で黄土色のジャージを手放すことになる。

だって「コークスクリューが難しすぎた」し、「ジェイ・ヴァインが強すぎた」から!第3ステージの残り5.8km地点にそびえる1級山岳コークスクリューは、平均勾配9.2%、最大勾配24.2%の超がつくほどの激坂。その上りで、大方の予想通り、ヴァインが攻撃に転じた。

2020年末のズイフトアカデミーアワード勝者は、昨秋のブエルタでの山頂区間2勝で、その恐るべき登坂能力をたっぷりと証明済みだった。しかも「アカデミー優勝商品」は単なる1年契約に過ぎなかったが、すでにプロ生活は3年目に突入。今季からは強豪UAEチームエミレーツで山岳隊員を務める。

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