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【Cycle*2022 パリ~トゥール:レビュー】集団スプリントを制したアルノー・デマールが2連覇「今日は僕のためのレースだった」 現役最終レースのフィリップ・ジルベールは27位で満足の幕引き
サイクルロードレースレポート by 福光 俊介大きなグループでフィニッシュへ到達するのは、90人以上が一斉になだれ込んだ2016年大会以来のこと。集団スプリントは“本職”とはいえ、デマールとしても想定外のフィニッシュだったことを認める。
「確かに今日は僕のためのレースだったね。だけど、今回のようなフィナーレは今後あまりないんじゃないかな」(デマール)
デマールに迫った2位のトゥーンスは、この後ジャパンカップ サイクルロードレースで来日を予定している。3年前にはクリテリウムを勝ったスプリンター兼ワンデースペシャリストは、この大会で絶好調をアピールした。
「この数週間で調子が一気に上がってきた。今日は役目はスプリントで、その仕事を果たすことができた。レース中はメカトラもあって消耗した部分もあったけど、これだけのスプリントができたから満足しているよ。次はジャパンカップ。チーム一丸となって勝利をつかみたいね」(トゥーンス)
過去2回優勝し、思い入れの強いパリ~トゥールを現役最終レースに選んだフィリップ・ジルベール(ロット・スーダル)は27位。メイン集団で最後まで走り切った。
レース後に取材を受けるフィリップ・ジルベール
「いやぁ、終わったね! ホッとしているよ。目の前でクラッシュが起きて危険な場面もあったけど、僕個人としては何事もなく走り終えられたことがとてもうれしい。スプリント? 実はトライしていたんだよ(笑) ただ今日は多くのスプリンターが残っていたから、僕ではどうすることもできなかった。とにかく、無事にレースを終えられて幸せだよ」(フィリップ・ジルベール)
2011年にはアルデンヌクラシック全制覇を果たし、2012年には世界王者、2017年にツール・デ・フランドル、2019年にパリ~ルーベ…ここでは書き切れないほどの、燦然と輝く数々のタイトル。ロードレース史にその名を残し、レース現場から別れを告げる。今後については、グラベル挑戦やチーム監督就任などが噂されたが、そのいずれもジルベール自ら否定。当面は静かに過ごしながら、これから何をすべきか考えていきたいという。
文:福光 俊介
福光 俊介
ふくみつしゅんすけ。サイクルライター、コラムニスト。幼少期に目にしたサイクルロードレースに魅せられ、2012年から執筆を開始。ロードのほか、シクロクロス、トラック、MTB、競輪など国内外のレースを幅広く取材する。ブログ「suke's cycling world」では、世界各国のレースやイベントを独自の視点で解説・分析を行う
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