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【Cycle*2022 パリ~トゥール:レビュー】集団スプリントを制したアルノー・デマールが2連覇「今日は僕のためのレースだった」 現役最終レースのフィリップ・ジルベールは27位で満足の幕引き
サイクルロードレースレポート by 福光 俊介無料動画
【ハイライト】パリ~トゥール|Cycle*2022
前線がシャッフルを繰り返す中、メイン集団で粛々とまとめにかかっていたのがグルパマ・エフデジだった。オリヴィエ・ルガックを追走グループに送り込みながら、デマールでスプリントに持ち込むことを見越して、常に前が見える位置で集団を整えていく。
先頭では、未舗装区間で消耗していく選手たちを切り離したヨナス・アブラハムセン(ウノエックス・プロサイクリング チーム)が残り13kmから独走を開始。それから6kmほど進んだところで、追走メンバーで生き残ったキム・ハイドゥク(イネオス・グレナディアーズ)、アレックス・キルシュ(トレック・セガフレード)、ルガックの3人がアブラハムセンに合流。逃げ切りのわずかな可能性にかけて先を急ぐ。
ただ、この頃にはメイン集団もスプリンターを残したチームが主導権を争い自然とペースが上がる。グルパマ・エフデジのほか、コフィディス、チーム アルケア・サムシックも隊列を組んで前方へ。こうなってくると、逃げている選手たちを捕まえるのは時間の問題だ。残り2kmを切ったところでキルシュとルガックが集団へと戻り、あとの2人も残り1kmを示すフラムルージュを前に吸収された。
表彰台の頂上に立つデマール
勝負はスプリントにゆだねられた。これまで、数々の名勝負が生まれたフィニッシュ前の長い直線は今回、約40人の集団がひとかたまりで猛進。ここでグルパマ・エフデジはシュテファン・キュングがスピードアップ。集団を伸ばすと、最後を託されたのはデマール。横からはエドワード・トゥーンス(トレック・セガフレード)やベネットが上がってくるが、そこは“パリ~トゥール・メートル”のデマール。ライバルの加速に動じることなく、自らのスプリントラインを保って先頭は譲らない。鮮やかに、大会2連覇を決めてみせた。
「この展開は予想していなかった。幸い、チームメートのほとんどがメイン集団でレースを進めることができ、オリヴィエ・ルガックは前のグループに乗ってくれた。そのおかげで僕は脚を残しながら走ることができたし、チームとしても素晴らしいレースを完成させられた」(デマール)
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