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【Cycle*2022 グラン・ピエモンテ:レビュー】イバン・ガルシアが自身初のワンデー勝利に歓喜!「この勝利は極めて大きな意味を持つ」
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさかイバン・ガルシアがフィニッシュラインを先頭で駆け抜け
フィニッシュ手前60kmに聳える、唯一の難所が、シーズン末のプロトンを切り裂いた。ピュアスプリンターたちはまとめて置き去りにされ、前方に生き残った「スプリンター」と呼べる数少ない選手の中から、イバン・ガルシアが勝利をさらい取った。
「とうとうやった!チームに合流して2年目にして、ようやく勝利を手に入れた。ほぼ3年近く勝てていなかったから、僕にとっては、この勝利は極めて大きな意味を持つ」(ガルシア)
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Cycle*2022 イル・ロンバルディア|サイクルロードレース|J SPORTS【公式】
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スタート直後に4人が逃げ出した後、集団制御に乗り出したのはユンボ・ヴィスマだった。1年前のグラン・ピエモンテで3位表彰台に上がり、今季は通算12勝と、凄まじい上昇気流に乗っている20歳オラフ・コーイのために、黙々とタイム差コントロールに励んだ。マーク・カヴェンディッシュ擁するクイックステップ・アルファヴィニルも、ステージ半ばから牽引作業に加わった。最大5分半ほどに広がった差は、長い長い平地の果てに、「イル・ピルエット」の麓で2分ほどにまで縮まっていた。
平均勾配こそ7.9%とキツメながら、登坂距離は3.3kmと短めで、決して恐怖におののくほどの山岳ではなかったはずだ。その後に続く小さなアップダウンをすべてこなしたら、しかもフィニッシュまでの残り40kmはド平坦。だからこそスプリンターチームはレースに鍵をかけ、淡々と難関を乗り越えようと試みた。
ただしクライマー向けのイル・ロンバルディアの2日前だからこそ……、同じ日に隣国フランスでよりピュアスプリンター向けのパリ〜ブルジュが開催されていたからこそ……、必ずしもすべてのチームが、スプリント勝負一本にかけていたわけではなかったのだ。ミラノ〜トリノで長年おなじみスペルガの丘へと、反対側から上る坂道で、複数のチームが突如として猛攻に転じた。しかも元ジロ山岳賞ジュリオ・チッコーネに、ラ・フレーシュ・ワロンヌ優勝経験者のマルク・ヒルシに、昨季のクラシカ・サンセバスチャン覇者ニールソン・ポーレスという難勾配が大好物な実力者たちが突進を続けた上に、自慢のダウンヒルテクニックでミラノ〜サンレモを制したマテイ・モホリッチが、下りで鮮やかな加速を切ったものだから、平地巧者たちはひとたまりもなかった!
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