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各国ジャージの色とチーム事情を予習しよう | Cycle*2022 UCI世界選手権大会 男子エリート ロードレース
サイクルロードレースレポート by 宮本 あさかコースを徹底的に研究し尽くしたであろう地元オーストラリア代表は、「上れるスプリンター」マイケル・マシューズをエースに指名した。ピュアなスプリント力で上回るカレブ・ユアンは、選ばなかった。
しかもジャイ・ヒンドレー、ベン・オコーナー、サイモン・クラークといった本格派クライマーを多くチョイス。大周回のケイラ山(8.7km、平均5%、最大勾配15%)を、戦略の重要拠点と考えているのかもしれない。小周回で繰り返し上るパンチの効いた坂道を、完璧に制御するためかもしれない。
オーストラリアで史上初めて世界選手権が開催された2010年大会では、当時20歳のマシューズが、46人によるスプリント勝負を制した。あれから12年。32歳の誕生日前日に、再び母国で、今度はエリートのアルカンシェルをまとうことを夢見ている。
■イギリス
Let's go, @ethan_hayter!
— British Cycling (@BritishCycling) September 18, 2022
The birthday boy is currently fastest through the first time check.#Wollongong2022 pic.twitter.com/C1dQF7x1ON
出場枠:8
ジャージ:白、前は胸に紺赤紺の横ライン、後ろ下部は紺赤紺の縦ライン/紺
リーダー:フレッド・ライト
ジュニア個人タイムトライアルを男女ともに英国選手が勝ち取ったように、イギリスからどんどん強い若者が出てきている。男子エリートにも若い波が押し寄せた。ベン・スウィフト34歳とルーク・ロウ32歳というベテランが支えるのは、23歳フレッド・ライトという若きエースだ。逃げれて、上れて、スプリントに速いことは、先のブエルタで証明済み。
周りを固めるのは24歳になって1週間目のイーサン・ヘイターに、23歳ベン・ターナー、22歳ジェイク・スチュワート、21歳ベン・トゥレット……と、やはりとてつもなくフレッシュな顔ぶれが揃った。ちなみに昨大会のエースで(6位)、やはり23歳のトーマス・ピドコックは自ら欠場を決意。8月後半にマウンテンバイクで欧州選手権(優勝)と世界選手権(4位)を立て続けに戦って、少し疲れてしまったのだとか。現役シクロクロス世界チャンピオンは、来たるべき冬に備える。
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