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レムコ・エヴェネプールを直ぐ側で激励するファン
まあ、いわゆる、「古き良き時代」という感じでしょうか。選手たちの距離とちょっと近すぎるせいで、それがアクシデントにつながることも過去に何度かあったんですけども……でも、やっぱり、それがジロやブエルタの良さでもある気がします。
ツール・ド・フランスでも熱狂的なファン集団というと、オランダのグループ、イタリアのグループ、バスクのグループと別れてます。地元フランスのサイクリングファンよりも、もしかしたら外国のファンの方が多いんじゃないかなって思ってしまうぐらい。その中でもやっぱりバスクは熱狂的なファンが多かった。山に向かって走っていると、なぜか遠くからもくもくと煙が上がっているのが見えてきたりします(笑)。
バスクは以前は独立運動がさかんに行われていましたし、「バスクカントリー」と呼ばれるくらいですから、実はバスク人に、君はスペイン人だ……っていうと、1、2時間は説教されちゃいますよ。誰もがバスク人というプライドを持っていて、互いのつながりってのもすごい大切にしてる。熱狂的なファンが多くて、みんな選手たち一人ひとりのことをよく知ってくれている。僕のこともよく知っていて応援もしてくれました。
スペインでの食事はいかがですか?
スペインと言えばやっぱり海産物。あとパエリアに、チョリソーに、イベリコハムに……。しかも一言でパエリアと言っても、その中のお肉を鶏肉にするのか、豚肉にするのか、うさぎ肉にするのか、と地方によっても色々ですけどね。
本当に、スペインには、美味しい食べ物がたくさんあります。レース中にもホテルのビュッフェで「あ、ちょっとこれも食べてみたいな」って思う料理が結構ありました。
ただ、海産物は、選手としては気をつけなきゃいけない。実際に自分もブエルタに出た時には、チームや他の選手たちから、「海産物系は食あたりするかもしれないから気をつけろ」と口を酸っぱくして言われました。レース中に原因不明のリタイアがあると、実はそういうことだったりします。トレーニングキャンプに行った時に、まだレース中じゃないし大丈夫かな……って食事を楽しむような感じで食べたら、そういったアクシデントに見舞われたこともありました。だから本当に食事には気をつけないといけないんですよ。
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