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サイクル ロードレース コラム 2022年3月6日

【Cycle*2022 ティレーノ〜アドリアティコ:プレビュー】ポガチャルvsエヴェネプール実現!「二つの海を結ぶレース」で激烈なぶつかり合いが巻き起こる

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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「二つの海を結ぶレース」

「二つの海を結ぶレース」

パリ〜ニースのクイーンステージが、短距離&山頂フィニッシュなのだとしたら、ティレーノ〜アドリアティコは、クイーンステージに長距離&ダウンヒルフィニッシュを選んだ。第6ステージのコースは全長215kmに達し、累計獲得勾配は3700mにも達する。しかもモンテ・カルペーニャ(全長6km、平均勾配9.9%、最大15%)の山道に、プロトンは2度上り、2度駆け下りねばならない。

そして猛スピードで坂を駆け下りた先で、青い総合ジャージを身にまとっていた選手が、最終日に海神の三叉槍を手に入れる。日曜日の第7ステージは、ようやくピュアスプリンターに活躍の場が与えられる。アドリア海岸に設けられた14.6kmのサーキットコース×5周回は、完璧に平坦だ。

コースもひどく刺激的なら、出場メンバーも刺激的。なにしろ昨ツール・ド・フランスの表彰台3人がやってくるし(ポガチャル、ヴィンゲゴー、カラパス)、ロードとタイムトライアルの世界王者もスタートラインに並ぶ(アラフィリップ、ガンナ)。

カヴェンディッシュを筆頭にユアン、デマール、クリストフ、サガン、アッカーマン、マシューズ、ヴィヴィアーニ、メルリール、ブアニ……とサンレモ狙いの俊足たちも大量に乗り込んでくるし、ピノ、E・マス、ウラン、ロペス、カルーゾ、ゲイガンハート、ポート、ケルデルマン、バルデとグランツール表彰台経験者も盛りだくさん。

なにより注目されるのは、ポガチャルvsエヴェネプールの行方だろう。両者はいずれも2019年にプロデビューしながら、これまで1度も同じステージレースを走ったことがない。すでにツール総合2勝とモニュメント2つを手にし、今季も8日間出走で4勝(区間2、総合1、ワンデー1)と全方面でぶっちぎりの強さを誇るポガチャルと、過去3年間で短期間ステージレース9戦7勝(2位1度とDNF1度)とほぼ無敵で突っ走ってきた2歳年下のエヴェネプールの、7日間の真っ向勝負だ。

文:宮本あさか

宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

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