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サイクル ロードレース コラム 2019年4月24日

【フレッシュ・ワロンヌ / プレビュー】連続登坂3回!『ユイの壁』以外にも勝負どろこ複数でよりスリリングに!

サイクルロードレースレポート by 宮本 あさか
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勝負の審判を下すのは、ただ道の果てにそびえ立つユイの壁だけ。ある意味では大いなるマンネリズムであり、それでいて、最後の50mまで決して勝負の行方が分からない、そんなスリリングさもはらむ。2019年4月24日、平均勾配9.6%の恐ろしき激坂のてっぺんで、第83代フレッシュ・ワロンヌ覇者が誕生する。

昨季まで日曜日にリエージュ〜バストーニュ〜リエージュのフィニッシュを受け入れてきたアンスが、今年は水曜日のスタート地に選ばれた。そもそも2013年大会以降、毎年のように違う町から走り出してきたから、自ずとコース前半は異なる風景が楽しめる。たとえば2019年大会では、レース序盤に、タンクレモン坂とフォルジュ坂が新たに組み込まれた。

ちなみにコート・デ・フォルジュとは、リエージュ~バストーニュ~リエージュの伝統坂として有名だ。1955年大会覇者スタン・オケルスの記念碑が建つこの上りは、この春5年ぶりに、リエージュの勝負地として復活する。水曜日は最初から2番目の坂でしかないが、日曜日は最後から2番目の坂として、間違いなく勝負を左右する地となるだろう。

ただし全長195.5kmの戦いが本格的に加熱するのは、おそらく100kmを過ぎた頃から。実はユイの壁を中心とするコース後半も、今年は新たな変更が加えられた。

全てがユイ頼みの少々ワンパターンなレース展開から脱皮すべく、開催委員会は毎年のようにあの手この手を試みている。2014年には距離の長いエレフ坂(2.1km、5%)を、コース終盤に差し挟んだ。2015年には勾配のきついシュラヴ坂(1.3km、8.1%)を、フィニッシュ手前5.5kmに持ってきた。2年前からはエレフ→シュラヴ→ユイの連続登坂を2回入れるようになり、そして今年からは、さらに3回に増えた。アタックのチャンスも自ずと増える。もしもユイ「以外」の場所で戦いが決した場合..2002年以来17年ぶりの快挙だ!

もちろん最後には、ユイの壁を、いち早く駆け上がらねばならない。全長1.3km、平均勾配9.6%。なんとシケイン部分は26%にも達する。数あるクラシックの中でも屈指の厳しいフィニッシュ地形だ。なによりラスト500mからは延々と勾配15%超ゾーンが続き、ようやく勾配が6%台に緩むのは、残り100mを切ってから。つまり早く仕掛けすぎたら途中で力尽き、ギリギリまで待っていたら、決して間に合わない。

その絶妙なタイミングを最も熟知しているのが、史上最多の5度の優勝を誇るバルベルデに違いない。特にコースにあらゆる変更が加えられた2014年〜2017年には、「エル・インバティド(無敵男)」は4連覇を成し遂げた。大会翌日の39歳(!)の誕生日を、6度目の優勝で祝いたいところ。

その現役世界チャンピオンにとっての最大のライバルは、やはりアラフィリップ。2015年初出場では、バルベルデに次ぐ衝撃的な2位に食い込み、翌年も全く同じ成績を再現した。昨2018年の春、ついに2人の立場が逆転。バルベルデを2位に退け、アラフィリップが初めてのクラシックタイトルをつかみ取った。

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