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野球 コラム 2026年4月5日

村上宗隆、パワーヒッターの証明へ

MLBコラム by 山田 結軌
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村上宗隆(ホワイトソックス)

打った瞬間、打球はバックスクリーン一直線。ホワイトソックスの村上 宗隆内野手(26)は、1−2の6回無死二塁で逆転4号2ランを運んだ。一塁をまわると雄たけびをあげ、右拳をぶん回して喜んだ。4月4日(日本時間5日)、ブルージェイズ戦。1点を追う中盤だった。

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「ここ(シカゴ)で打つことを(昨年)12月に契約したときからすごく思っていましたし、こうやって打てて、勝つことができてすごくうれしいです」

開幕から3試合連続本塁打は、敵地ミルウォーキーだった。ホームのファンの前で初アーチ。試合展開としても重要な場面での一発。8回に失策が絡み2点を追加し、6-3で勝利した。地元ファンの前で今季初めての連勝だった。

「すごくいい声援、温かい声援というか、盛り上がってくれているので、すごくうれしく思っています」

すでに「MURAKAMI」は人気者だ。前日3日のホーム開幕戦での名前がコールされれば、大歓声。ここまでの4本塁打は『挨拶』としては十分だ。ホワイトソックスファンからの認知度は高い。

この1本で日米通算250号を達成。メジャーデビューから8試合で4本塁打は、日本選手では最多記録だ。さらにサンケイスポーツによれば、「26歳61日で日米通算250本塁打を達成。NPB最年少記録は王貞治の26歳90日で参考記録ながら村上は『最年少記録』」と伝えた。村上はヤクルト時代に通算100、150、200号で最年少記録を保持している。

「(記録達成の)早さというのは大事ですけど、今後どれだけ自分が打てるかとか、長く野球ができる方がすごく大事です」

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若くして日本でホームランバッターとしての地位を確立した。高卒2年目から1軍定着。2022年には三冠王を獲得した(打率.318、56本塁打、134打点)。

「まだまだ僕の野球人生続きますし、王さんはもっともっとホームランを打ってらっしゃるので、肩を並べたり、抜いたりというのは思ってないですし、これからも1本1本積み重ねて行ければと思います」

幸先のいい開幕1週間を過ごしたが、見据えている自らの姿は先にある。メジャーリーグで活躍し、長距離打者として生きる。それが、村上が描く未来だ。

相手のブルージェイズでは盟友の岡本和真内野手(29)がいた。

「さすがだな、と。(本塁打を打つシーンは)日本でもたくさん見ていました。ここで、また試合出来るのはすごく僕たちにとってうれしいことですし、頑張りたいなと思います」

岡本は3月30日のロッキーズ戦で日米通算250号を一足先に達成していた。

村上の記念球は、ホワイトソックスが「日米通算」を把握しておらず、試合後の時点では回収されていなかった。「別にいらないです。大丈夫です」と笑顔で話し、節目のホームランボールは気にかけていない。まだ先の大台に向かい、村上はメジャーでパワーヒッターの証明をスタートした。

文/写真:山田結軌(MLBジャーナリスト)

山田結軌(やまだ・ゆうき)

山田 結軌

1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツに2007年4月入社、阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。2025年2月に18年間務めたサンケイスポーツを退社しフリーに転身。

X(旧:Twitter)
@YamadaMLB

Instagram
yukiyamada_mlb

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