山本由伸、パワーランキング2位でポストシーズンへ

山本由伸（ドジャース）

ロサンゼルスのエース右腕が最高の状態で、自身2度目のポストシーズンを迎えようとしている。

ドジャースの山本由伸は現地9月25日（日本時間26日）、敵地『チェイス・フィールド』でのダイヤモンドバックス戦に先発登板。

ワイルドカード争いを繰り広げるチームを相手に、自軍の地区優勝がかかった試合で、6回4安打無失点、7奪三振2四球と快投。今季12勝目（8敗）を挙げた。試合はドジャースが8-0で勝利を収め、ナショナルリーグ西地区の優勝を確定させた。

◆試合結果
ドジャース｜0 4 0 4 0 0 0 0 0｜8
Ｄバックス｜0 0 0 0 0 0 0 0 0｜0

現地局『CBSスポーツ』は試合後、電子版に「ドジャースのヨシノブ・ヤマモトが絶好調のまま、レギュラーリーズンを終える」と題した記事を掲載。

その中で「ヤマモトは前回先発登板した8月18日のジャイアンツ戦では、6人の打者に四球を与えた。木曜はより制球が冴えており、2四球しか許さず、7奪三振をマークするなか、最後に対戦した打者8人のうち7人を討ち取った」。

「ヤマモトは先発した直近5試合で、7奪三振以上をマークしつつ、それぞれの試合を1失点以下としており、今季は173回2/3を投げ、防御率2.49、WHIP 1.43、201奪三振59四球でレギュラーシーズンを締め括った」とした。

その上で、「その活躍により、ドジャースのナ・リーグ西地区優勝に貢献した彼は、ポストシーズンへ向け、チームの先発ローテーションを牽引する存在となる」と伝えている。

なお、『MLB.com』は現地25日付で、ポストシーズン進出を争うチームの先発投手を対象とした最新のパワーランキングを、ダイヤモンドバックス戦の前に発表しており、その中で山本を2位に格付けしている。

同記事では、2位にランクインしたドジャースの日本人右腕について、「昨年、ヤマモトはワールドシリーズで最高のパフォーマンスを披露した。そして今年もまた、10月へ向け、この上ないタイミングで調子を挙げている」とした。

そして、「ヤマモトは（ダイヤモンドバックス戦の前まで）今月3試合に先発登板し、いずれの試合でも1安打しか許しておらず、9月の月間成績を21イニングで防御率0.86、27奪三振としている」と、このところの右腕の無双ぶりについて伝えている。