千賀滉大、オールスター前に復帰予定

千賀滉大（メッツ）

6月中旬に負傷者リスト入りしたメッツのエース右腕が、メジャー復帰へ向け、順調に前進を続けている模様だ。

メッツの千賀滉大は現地7月5日（日本時間6日）、マイナーのダブルAでリハビリ登板をこなし、68球を投じたのだが、『MLB.com』は今後のメジャー復帰の見通しについて、オールスターブレーク前のロイヤルズとのシリーズで先発登板するのではないかと伝えている。

同サイトでメッツを担当するアンソニー・ディコモ記者は、現地6日付で「リハビリ先発を果たしたセンガは、オールスターブレーク前にメッツ復帰へ」と題した記事を投稿。

その冒頭で、「カルロス・メンドーザ監督によると、コウダイ・センガは予定を前倒しして、今週末にメッツの先発ローテーションに復帰する予定のようだ」とした。

続けて、「センガがダブルAのビンガムトンで68球を投げた翌日、メンドーザ監督はセンガが、週末に行われるカンザスシティでのメッツのシリーズに復帰する見込みであることを示唆した。右腕は、次の金曜か土曜にローテーションに滑り込むことになるだろう」とした。

その上で、同監督による「彼が負傷した時、私の心中にはオールスターブレークの後になるだろうという思いがあった。我々がオールスターブレークを迎える前に彼が復帰するのは、かなり大きなことだ」とのコメントを伝えた。

さらに記事では、「土曜のハートフォード戦で、ビンガムトンの投手として登板したセンガは、3回2/3を投げ、6安打4失点（自責3）、4奪三振2四球とした。メッツの関係者は、センガの結果よりも健康状態を気にしており、今週の復帰へ向け、彼らはそれなりの安心感を得るに至った」とした。

そして、メンドーザ監督による「（千賀の復帰は）かなり大きいね。彼の負傷を目の当たりにした際、我々にとってそれがどれほどの痛手だったことか。彼はチームの重要な一員であり、先発ローテーションで大きな地位を占めているんだ」とのコメントを伝えている。

現地6日現在、ナ・リーグ東地区で1.5ゲーム差の2位につけるメッツ。オールスター前の首位奪還へ向け、心強い味方が帰ってくる。