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大谷翔平(ドジャース)
二刀流スターが調子をトップギアに入れたようだ。
ドジャースの大谷翔平は現地5月9日(日本時間10日)、敵地『チェイス・フィールド』でのダイヤモンドバックス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場。
すると、11-11の同点で迎えた9回表に、MLBのトップに並ぶ今季12号となる勝ち越し3ラン本塁打を放つなど、6打数3安打(1本塁打、2二塁打)4打点と圧巻の破壊力を披露し、チームによる14-11の勝利に貢献した。
◆試合結果
ドジャース|1 2 5 0 0 0 0 0 6|14
Dバックス|3 0 0 1 4 1 0 2 0|11
なお、この試合で先発登板した佐々木朗希は、4回61球を投げ、5安打5失点、2四球、奪三振なしと、精細を欠き、今季2勝目はお預けとなっている。
現地局『ESPN』は試合後、電子版に「ショウヘイ・オオタニの一発が9回に6点を挙げたドジャースのとんでもない逆転劇を締め括る」と題した記事を掲載。
その冒頭で、「ロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督はバリー・ボンズとともにプレーし、ナショナルリーグMVPを7度獲得したボンズの全盛期を目の当たりにした」と前置き。
続けて、「ロバーツ監督はボンズに匹敵する選手はたった1人しか見たことがないと言った。それはショウヘイ・オオタニだ」とした上で、「オオタニは金曜の夜に、アリゾナ・ダイヤモンドバックスに14-11でまさかの逆転勝利を挙げたドジャースが6点を挙げた9回を3ランホーマーで締め括り、輝き続ける伝説に新たな1ページを刻んだ」と伝えた。
記事によると、ロバーツ監督は「彼とバリー・ボンズは、これまで私が見てきたなかで最高の選手だ。私はバリーと一緒にプレーをしたが、勝負どころでショウが見せるようなプレーはこれまで見たことがない」と述べたとのこと。
また、チーメイトのマックス・マンシーは、「ショウがこういう場面でプレーするところを見ると、いつだって信じられないようなプレーを期待してしまうんだ。彼は滅多に期待を裏切らないし、それは今回も同じことだね」と述べている。
一方、『MLB.com』は試合後に掲載したレポート記事の中で、ダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督が、大谷に対して述べた「彼と対戦する際は、彼を上手にコントロールしなければならない。それができれば試合に勝てる。できなければ、見ての通り」。
「我々は彼に対して幾つかミスを犯したが、彼はフィールド上でとてつもない存在感を放っており、それは彼が打席に入ると感じられるし、彼は今夜のように、一振りで試合を変えてしまうことができるんだ」とのコメントを伝えている。
J SPORTS 編集部
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