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佐々木朗希(ドジャース)
ドジャースの佐々木朗希は現地4月5日(日本時間6日)、敵地シチズンズバンクパークでのフィリーズ戦に先発登板すると、MLB屈指の強力打線を相手に5回途中68球を投げ、3安打1失点、4奪三振2四球。制球難に悩まされた前回の登板から大幅な改善を見せ、MLB初勝利こそ逃すもチームによる3-1の勝利に貢献した。
◆試合結果
ドジャース|0 2 0 0 0 1 0 0 0|3
フィリーズ|1 0 0 0 0 0 0 0 0|1
現地紙『ロサンゼルス・タイムズ』は同日付で電子版に「ロウキ・ササキがドジャースの勝利で、未来のスターの素質を垣間見せる」と題した試合のレポート記事を掲載。
この日のルーキー右腕について、「これまで先発した3試合では、明らかに最高の内容であり、ササキは遂に将来的な成長を可能とする礎を築いた」と評した。
そして、「速球が荒れたことで、毎打席のようにカウントで後手を踏んだ最初の2登板とは異なり、右腕はドジャースが3-1で勝利した試合で、ようやく安定したコマンドを見せた」と試合を振り返りつつ、「初めて、彼のショットガン的な速球が実際に正しい位置に収まった」と伝えた。
続けて記事では、佐々木の投球内容について、「ロバーツ監督が試合前に期待していた通り、彼は初めて打者を攻め、最高のスプリットを本来あるべき打ち取る決め球として駆使した」とした。
その上で、「とりわけ、ササキは打者17人中13人に対して、初球にストライクを投じ、68球のうち27球しかボールを投げなかったことで、対戦した打者のほぼ全員に対して投手有利のカウントに持ち込めた」とした。
そして、「彼がカウントで先行するたびに、捕手のオースティン・バーンズはスプリットを投げさせ、彼の得意とするこの球種で、この試合でマークした4三振の全てを奪った」と伝えている。
さらに記事では、この時点での佐々木の評価について、「これはドジャースがササキに対し、メジャーへの移行の初期段階で期待していた通りのパフォーマンスだった」とした。
「完璧ではなかったにせよ、効果的な投球であり、少なくとも現時点では、ササキは成長するためにマイナーリーグで時間を必要とするのではないか、という疑問を払拭するには十分だった」と論じている。
J SPORTS 編集部
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