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大谷翔平(ドジャース)
2度あることは3度あるのか?ナショナルリーグ ディビジョンシリーズの西地区ライバル対決は、接戦となった第3戦を6-5で制したパドレスが、シリーズ勝ち抜けに王手をかけて第4戦を迎える展開となった。
片や、目下2年連続してディビジョンシリーズで敗退しているドジャースは、またもこのステージで、負ければシーズン終了という崖っぷちに追い込まれる状況となった。
引き続き本拠地のペトコパークで行われる第4戦で、一気に勝負を決めたいパドレスだが、マイク・シルト監督はシリーズ第1戦で先発登板したディラン・シースを中3日で先発起用することを発表しており、文字通り、勝ちに行く姿勢を見せている。
なお、シースにとって中3日での先発登板はキャリアを通じて初の経験となるが、本人はこれについて、「楽しみにしている。興奮しているよ。(中3日での先発は)これまで1度もやったことはないけれど、それは僕にとって何の意味もないんだ。僕がそれをできないというわけではないからね」と自信をのぞかせている。
また、コンディションについても、「フィジカル的にかなり良い感じだね。チームには、普通の先発試合と同じように扱いたいと話したんだ。(コンディションは)良い感じだよ」と、問題ないことを強調している。
一方、ドジャースにとって負けられないこの第4戦はブルペンゲームとなる。厳しい状況で勝利を見出さなければならないドジャースだが、このシリーズで一貫しているのは、懸念された先発ローテーションが予想通りの低調なパフォーマンスで試合を作れていないという点であり、そういう意味では、局面を打開する上で、この場面でのブルペンゲームはかえってケガの功名となるかもしれない。
ドジャースで鍵を握るのは、やはり、2年連続ディビジョンシリーズ敗退の歴史を変えるべく春先に獲得した大谷翔平の打棒ということになるだろう。振り返ってみると、第1戦は結果的に大谷の3ラン本塁打が勝敗を分けたのであり、連敗した第2戦以降、ドジャースのリードオフマンは8打数1安打4三振と、ミニスランプ状態に陥っている。
これに対し、パドレスのフェルナンド・タティスJr.はポストシーズンに入り、打率.556、OPS 1.969、4本塁打と、レギュラーシーズン終盤に大爆発した大谷のお株を奪う暴れっぷりで、すっかりシリーズの主役となっている。
活躍すべき選手が活躍しなければ最後に笑う側にいられないのは世の常である。大谷がタティスJr.から主役の座を奪い返すパフォーマンスを見せない限り、ドジャースがシーズンを継続させるのは厳しいだろう。
J SPORTS 編集部
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