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野球 コラム 2024年9月24日

レギュラーシーズン最終週は大谷翔平の400塁打達成とナ・リーグ西地区優勝争い、そして史上最多敗戦数の更新に注目

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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大谷翔平(ドジャース)

この1週間で打率.500、OPS 1.668、6本塁打、17打点、7盗塁をマークしつつ、前人未到の『50-50』を達成する超人的なパフォーマンスでファンを沸かせた大谷翔平が、当然の事ながらナショナル・リーグの週間MVPに輝いた。

上記の通り、このところのド派手な生産性も手伝って、大谷は現在、ナ・リーグでは本塁打(53)、打点(123)、得点(128)、塁打(391)、長打(94)、長打率(.640)、OPS(1.023)で首位に立っており、2年連続3度目のMVP獲得へ向け、正に爆進中なのだが、『MLB.com』はレギュラーシーズンが残り1週間となるなか、400塁打達成に注目している。

同サイトは現地23日付で「最終週に注目すべき事柄トップ10」と言った趣向の記事を掲載。その中で、これからの1週間は「ナ・リーグ西地区優勝争い」「オオタニが本塁打&盗塁をどこまで伸ばすか」、そして「オオタニあるいはジャッジは400塁打に到達するか?」といったポイントに注目すべきであると論じている。

記事では、大谷が本塁打と盗塁をどこまで伸ばすかについて、「オオタニについて普通のことは1つもない」と前置きした上で、サヨナラ満塁弾での史上最速40-40達成を経ての、6打数6安打、3本塁打、2盗塁、10打点と「個人による史上最高のパフォーマンス」で50-50を達成したことについて振り返った。

そして、「残り1週間、オオタニには異次元のシーズンを継続させ、理解し得る範疇で何が可能であるかの限界を押し上げる機会がある」とし、続けて、「オオタニ(53本塁打)は本塁打で首位に立つアーロン・ジャッジ(55本)と2打差まで詰めているのである」とした。

さらに、「念のために言っておくと、オオタニは肘の手術から回復途中のワールドクラスの投手であり、今年のプレーオフで投球する可能性さえあるのだ」と、MLB全体での本塁打王も射程に入れていることと、リハビリ中の投手であることも付け加えた。

また、記事では400塁打については、「信じられないことに、ショウヘイ・オオタニはさらなる歴史を作るペースにある」とした上で、「今季、400塁打到達を射程に入れているのだが、2001年にサミー・ソーサ(425)、ルイス・ゴンザレス(419)、バリー・ボンズ(411)、そして、トッド・ヘルトン(402)の4人が達成して以来、起こっていないことなのである」とした。

「月曜を迎えた時点で、オオタニは391塁打で全ての選手をリードしており、406塁打でフィニッシュするペースにある」と伝えている。大谷はチームの地区優勝がかかる中、集中力を上げてゾーンに入っている状態が続いているだけに、この23年ぶりの快挙達成は、十分に現実的と言えそうだ。

この他、記事では現地火曜からドジャースタジアムを舞台にドジャースとパドレスによる3連戦が始まることから、前述したナ・リーグ西地区の優勝争いに加え、混戦となっている両リーグのワイルドカード争い、プレーオフのトップシード争い、ワイルドカードシリーズでのホームアドバンテージ争いをピックアップ。

さらにクリス・セール(ブレーブス)と、タリック・スクーバル(タイガース)による、両リーグでの投手三冠同時達成、エマニュエル・クラセ(ガーディアンズ)のセーブ王(46セーブ)と歴史的な防御率(0.63)、ルイス・アラエスによる史上初の3年連続別チーム(ツインズ→マーリンズ→パドレス)での首位打者獲得の個人記録も1週間の注目ポイントに挙げている。

そして、「2024年のホワイトソックスvs.1962年のメッツ」もこのリストに並んでいる。現在、ホワイトソックスは120敗で、1962年にメッツが記録したMLB史上最多敗戦に並んでおり、この不名誉な記録更新阻止には6連勝が求められているのだ。

J SPORTS編集部

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