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野球 コラム 2024年9月2日

【横浜好き】シーズン終盤、CS進出を目指すベイスターズで個人タイトルを狙える選手たち

野球好きコラム by 大久保泰伸
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オースティン(横浜DeNAベイスターズ)

シーズン終盤のクライマックス・シリーズ(CS)圏内争いで、オースティンが存在感を発揮しています。8月28日の3位阪神との直接対決では、決勝本塁打を含む、2安打2打点の活躍で勝利に貢献。22号本塁打はリーグトップの東京ヤクルト・村上宗隆に1本差に迫っています。

来日初タイトルも射程圏に入ってきたオースティンですが、残り試合での逆転CS進出に向けて、打のキーマンになりそうです。この頼れる主砲のみならず、個人成績がチームの成績につながることは間違いないはず。レギュラーシーズンも残り30試合を切った現在、ベイスターズでタイトル争いに絡んでいる選手を見てみましょう(文中の成績は全て8月30日終了時点)。

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まずは前述のオースティンですが、本塁打以外では54打点でリーグ8位。トップの岡本和真(巨人)とは11点差とやや厳しい状況ですが、来日1年目の20年には1試合で3本塁打6打点をマークしたこともある爆発力を秘めており、まだ可能性がないわけではなさそうです。

打点よりもタイトルに近いのが打率で、規定打席不足ながら打率.307はサンタナ(ヤクルト)の.310に次ぐリーグ2位。28日終了時点で規定打席には16打席不足していますが、このまま故障離脱なく試合に出続ければ、到達は可能な数字です。

打率では、首位打者2度の実績を持つ宮崎敏郎が.299でリーグ3位の好位置につけており、史上7位タイとなる3度目の栄冠も射程圏内。首位打者争いでダークホースと言えるのが山本祐大。

打率.295はリーグ5位。NPB史上でも4人(野村克也、古田敦也、阿部慎之助、森友哉)しかいない捕手の首位打者誕生に期待したいところです。また、山本は打撃タイトルではありませんが、6犠飛でリーグトップタイを記録しています。

打撃部門では昨季、自身初タイトルとなる最多安打、打点王に輝いた牧秀悟が18本塁打でリーグ4位、58打点はリーグ5位の成績。野手部門でもう1人、注目したいのが梶原昂希で、11盗塁はリーグトップの近本光司の17盗塁に次ぐリーグ2位タイと健闘しています。

投手部門でタイトル争いに絡んでいるのは、昨季、最高勝率と最多勝のタイトルを獲得した東克樹が今季も孤軍奮闘の状況になっています。リリーフ陣では森原康平が23セーブでリーグ3位タイですが、トップで並ぶ栗林良吏(広島)、マルティネス(中日)は35セーブと、タイトル奪取には厳しい状況。

自慢だったはずの中継ぎ陣も、ホールド数はウェンデルケンの12ホールドが最多で、トップの桐敷拓馬(阪神)の33ホールドから大きく離された18位タイとなっています。

投手陣の唯一の希望とも言える東は、11勝でリーグ2位、防御率1.764はリーグ5位(4位の菅野智之が1.756)、113奪三振はリーグ4位と、いずれもタイトルに手が届く位置にいます。

昨季タイトルを獲得した勝率は.846でトップの菅野の.857に次ぐリーグ2位。最高勝率のタイトルには13勝以上が必要ですが、これをクリアすれば、最多勝とともに2年連続投手2冠、他の部門も含めてさらなるタイトル獲得も狙える成績を残しています。

今シーズンの集大成となる9月の戦い。CS圏内を争うチームだけでなく、個人タイトル争いにも注目しましょう。

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◆先週の度会隆輝(8月20日~8月29日)

シーズン前半には新人王の有力候補と思われた度会だが、二軍生活が続いている。8月後半のイースタンリーグでは、8試合中6試合で1番、2番で1試合にスタメン出場。守備は1試合のみセンターを守ったが、残り6試合はライトで出場している。

20日からのオイシックス新潟との3連戦は4打数2安打、5打数2安打、5打数2安打と、3試合連続でマルチ安打を記録。24、25日の北海道日本ハム戦でも1安打ずつだが連続試合安打を継続した。27日からのヤクルト3連戦では、初戦で4打数3安打の猛打賞。しかし、28日は4打席ノーヒットで、29日は指名打者として途中出場したが3打席無安打に終わった。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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