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被打率.256もキャリアワーストであり、これに伴いセイバーメトリクスの1つであるBABIP(本塁打以外のインプレー被打率)もキャリアベストとなった2022年の.250から.319にアップしてしまっている。上記にはないが、クオリティスタートの数が、2022年の25から10に激減したのも、この辺に要因があるのかもしれない。
上記を踏まえると、ダルビッシュにとって2024年は言うまでもなくバウンスバックを期す年となるわけだが、これについてAIの見解を見てみることとしよう。
◆2024シーズンAIの予測成績
登板26.3 先発26.3 投球回158.7 防御率3.93
勝利10.4 敗戦9.2 セーブ0 奪三振159.2 与四球40.9 与死球11.3
自責点69.3 失点76.3 被安打139.1 被本塁打20
奪三振率9.03 与四球率2.32 被本塁打率1.13 被打率.231
BABIP.294 FIP3.87 WHIP1.13
ここ数年を振り返ると、コンディションに問題がなければ、ダルビッシュは1シーズン30試合から31試合に先発登板しているが、AI予測が26.3となっているのは、ベテランゆえ、負傷のリスクを鑑みてのことかもしれない。
また、防御率、被打率、BABIP、WHIPなどは改善傾向にあると見ているようだが、奪三振率がさらに低下しているのは気になるところ。予測では、与四球率が劇的に改善するわけではないので、これに応じてK/BBも小幅の上昇に留まっている。
ちなみに『ファングラフス』の採用する複数の予測でも、ダルビッシュによる2024年の奪三振率は、おしなべて9.00前後となっており、何れも下降傾向にあると見ている。奪三振率2桁が当たり前だったダルビッシュは、もはや過去の姿なのだろうか。
なお、前述の通りパドレスは韓国シリーズで、既にレギュラーシーズンを開幕させており、開幕投手となったダルビッシュは、3回2/3、72球を投げ、2安打1失点(自責0)のスタートを切っている。サンプル数は極小ながら、K/BBは3奪三振3四球で、今のところ1.00となっており、これが今後どう変化していくかは注目である。
J SPORTS 編集部
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