ダルビッシュ有、5回3安打無失点の好投で復帰後2連勝

ダルビッシュ有（パドレス）

負傷者リストからの復帰以降、サンディエゴのエースが無双状態をキープしている。パドレスのダルビッシュ有は現地5月6日（日本時間7日）、敵地リグレーフィールドでのカブス戦に先発登板すると、5回を投げ、3安打無失点、5奪三振1四球の好投を披露。

クオリティ・スタートには1イニング足りないながらも、2試合連続の零封ピッチングでチームを勝利に導き、自身今季2勝目を挙げた。試合は6-3でパドレスが勝利し、シリーズ初戦を制している。

現地局『CBSスポーツ』は試合後、電子版にベテラン右腕の好投を伝える速報記事を掲載し、その中でこの日の内容について、「ダルビッシュは登板を通じて走者を散発に留め、最終的には5イニングに渡り、カブスを沈黙させ続けた」と要約。

そして、「彼は短期間負傷者リスト入りする前は、0勝1敗、防御率4.18」とした上で、「復帰後、彼は10回無失点と快投し、防御率を7試合の先発登板で2.94まで改善させた」と、復帰後の好調ぶりについて伝えた。

さらに記事では、「ダルビッシュはシーズンベストに並ぶ、15の空振りストライクをマークしたが、そのうち8つはスライダーによるものだった」と、この日の右腕の投球について触れつつ、「ダルビッシュの次戦は、この週末に本拠地で行われるドジャースとのタフなマッチアップとなる」と、次回登板予定について伝えた。

一方、『MLB.com』は試合後、「『デジャ・ユウ』でダルビッシュがまたも5回零封」と題した記事を掲載し、その冒頭でダルビッシュがパドレス入団後、古巣カブスの本拠地で今回の試合を含め、2試合にしか先発登板していないことについて触れた。

その後、「月曜夜のリグレーフィールドで、サンディエゴがノースサイド（シカゴ市北部）での3連戦を開幕させるなか、彼は本拠地で投げているように、伸び伸びと見えた」とした。

その上で、「パドレス入団以降、ダルビッシュはシカゴで先発した2022年6月の試合を含め、フレンドリー・コンファインズ（リグレーフィールドの愛称）では、2試合13イニングを投げ、わずか1点しか許していない」と、同地との相性の良さを伝えた。

続けて記事では、「より重要なのは、これで彼が首の張りにより、2週間をILで過ごしてからの2試合で、10回を投げて無失点に抑えていること」であり、「少なくとも、これからの数週間にかけて、ジョー・マスグローブを欠くことになるパドレスの先発ローテーションにとって、ダルビッシュの存在は大きな位置を占めることになる」と、好調を維持するエースの存在感の大きさについて伝えている。