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決着は「勝者総取り」の最終戦に。フィリーズは球団創設140年で初めて経験するポストシーズンの第7戦。ナ・リーグ チャンピオンシップシリーズ
MLBコラム by J SPORTS 編集部ちなみに、『MLB.com』によると、パドレス、マリナーズ、ロッキーズも、これまで第7戦を1度も経験していないが、この3球団は1961年以降の球団拡張時代に創立されたチームである。
但し、打線の主軸であるカイル・シュワーバーとトレイ・ターナーは、いずれもワールドシリーズで第7戦を経験しており、しかも、ともにワールドチャンピオンになっているため、チームとして必ずしも第7戦に免疫がないわけではない。
また、蛇足ながら付け足しておくと、この2人は同じく「勝者総取り」だった今春のワールドベースボールクラシックの決勝戦でプレーしており、日本に敗れはしたが、2人揃ってその決勝で本塁打を放っている。
一方、ダイヤモンドバックスは過去に1度だけポストシーズンの第7戦でプレーしており、その唯一の経験である2001年ワールドシリーズの第7戦では、サヨナラ勝ちで球団史上初にして、唯一のワールドシリーズ制覇を遂げているとあって、サンプル数は微少ながら、こちらの方が験は良いと言える。
そんな第7戦で、最も大きな鍵を握るポイントを挙げるとすると、それはやはりピッチングゲームということになるだろう。フィリーズはポストシーズン通算防御率0.94(5試合以上先発した投手では、MLB史上ポストシーズン最少)を誇る、レンジャー・スアレスが先発登板。
ダイヤモンドバックスは、ルーキーながらポストシーズン直近2試合で出色のパフォーマンスを見せたブランドン・ファートが先発の大役を任されることになるが、両チームとも、投手陣は第6戦の先発投手を除く、総動員態勢で臨むと見られ、早めの継投が予想される。
仮にスアレスが額面通りの投球を見せた場合、先発のファートとブルペンがフィリーズ自慢の一発攻勢をどれだけ凌げるかが、大きなみどころとなりそうだ。
J SPORTS 編集部
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