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前田健太のツインズvs.菊池雄星のブルージェイズは「リーグ最高レベルの投手力対決」。ア・リーグ ワイルドカードシリーズ展望
MLBコラム by J SPORTS 編集部前田健太(ツインズ)
2023年のMLBレギュラーシーズン後半、日本人選手が継続的にロースターに名を連ねたアメリカン・リーグの球団は5チームあり、そのうち3チームがポストシーズンへと辿り着いた。言ってみれば、3勝2敗の勝ち越しである。しかも、ナショナル・リーグは日本人選手所属の3球団全てがプレーオフ進出を逃したことを考えると、これはなかなかの勝率である。
◆ア・リーグ 優勝チーム
東地区:オリオールズ(101勝61敗)
中地区:ツインズ(87勝75敗)
西地区:アストロズ(90勝72敗)
◆ワイルドカード順位表
1位 レイズ(99勝63敗)
2位 レンジャーズ(90勝72敗)
3位 ブルージェイズ(89勝73敗)
具体的には、藤浪晋太郎の所属するオリオールズ(ア・リーグ東地区優勝/プレーオフ第1シード)、前田健太の所属するツインズ(中地区優勝/第3シード)、そして菊池雄星の所属するブルージェイズ(ワイルドカード/第6シード)がその3チームであり、現地9月3日(日本時間4日)から始まるワイルドカードシリーズでは、ツインズとブルージェイズがミネソタのターゲットフィールドで対戦する。
何れも日本人投手を擁するチームによる、このミネソタでのシリーズは、構図的に投手力を強みとするチーム同士の対戦となった。それも、リーグ最高レベルの投手陣による直接対決である。
例えば、レギュラーシーズンの失点だけを見ても、ツインズのリーグ1位タイに対し、ブルージェイズもリーグ4位と、これがディフェンス的にかなりの好カードであることが理解できる。
さらに投手陣に目を向けると、先発ローテーションは、ツインズが防御率3.82でリーグ1位、そしてブルージェイズが防御率3.85でリーグ2位と、正に最高峰による激突となっており、ブルペンも高水準同士の対決となっている(ツインズはブルペン防御率3.95でリーグ8位、ブルージェイズはブルペン防御率3.68でリーグ5位)。
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