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前田健太のツインズvs.菊池雄星のブルージェイズは「リーグ最高レベルの投手力対決」。ア・リーグ ワイルドカードシリーズ展望
MLBコラム by J SPORTS 編集部ちなみに、このシリーズは第1戦の先発がパブロ・ロペスvs.ケビン・ガウズマン、そして第2戦の先発がソニー・グレイvs.クリス・バシットとなる見通しとなっており、緊迫の投手戦が繰り広げられる可能性が高い。
仮に勝負が第3戦までもつれた場合、トロントはホセ・ベリオスが先発登板する見込みだが、状況次第では菊池の先発もあり得なくはない。また、前田はドジャース時代の経験からブルペンでの起用が濃厚となっており、戦況によっては初戦から救援登板することも十分考えられる。
これと真逆の対戦構図となっているのが、ア・リーグもう1つのワイルドカードシリーズである、レイズとレンジャーズの対戦であり、こちらはリーグ1位と2位の打線による打撃頂上決戦となる。
レギュラーシーズンのチーム成績を見ると、マーカス・セミエン、コリー・シーガー、アドリス・ガルシアらを擁するレンジャーズは得点、打率、出塁率、長打率、本塁打の各カテゴリーでリーグ1位だったのに対し(本塁打は1位タイ)、首位打者のヤンディ・ディアスや、ランディ・アロザレナが打線を牽引するレイズも本塁打(リーグ4位)以外はそれぞれのスタッツで2位にランクインしている。
攻撃面で目を引く違いは盗塁で、レイズはリーグ2位の160盗塁をマークしたのに対し、レンジャーズはリーグ14位の79盗塁に止まっており、この機動力の差は、注目ポイントの1つである。
投手陣に目を向けると、レンジャーズがジェイコブ・デグロームとマックス・シャーザーの両エースを欠いているのに対し、レイズはエースのシェーン・マクラナハンが不在となっており、両チームを通じた鉄板スターターはレイズのタイラー・グラスナウ唯一人となっている。
その辺の事情も、「打ち勝った方がシリーズを制する」という流れに拍車をかけることになるだろう。
J SPORTS 編集部
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