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野球 コラム 2023年7月12日

社会人の「レジェンド」に「ミスター」、都市対抗野球に出場する「いぶし銀」の選手たち

野球好きコラム by 大島 和人
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第94回 都市対抗野球大会

【俺たちの都市対抗】オリックス・比嘉幹貴選手インタビュー

西納敦史(伏木海陸運送)は32歳の右サイドハンドで、バイタルネット(新潟市)の補強で今大会に出場する。富山大学出身の彼は三菱重工名古屋のチーム統合もあり、2021年から伏木海陸運送に移籍してきた。所属を替えつつ、今大会で11年連続の出場だ。

彼も速球は130キロ台だがシュートする、沈む「クセ球」で打者を悩ませる変則派。三菱重工名古屋時代も含めて補強での出場歴が多く、過去に西濃運輸、Honda鈴鹿、ジェイプロジェクト、ロキテクノ富山からも補強されている。「11年で7チームから出場」という実績は、それだけトーナメント戦で使いたくなる実力者という証明だろう。

いぶし銀タイプではないが、前回大会王者のENEOSには田澤純一が復帰している。180センチ・94キロの右腕で、現在37歳。2008年の第78回大会(当時は新日本石油ENEOS)のエースとして5試合に登板して4勝を挙げて優勝に貢献し、橋戸賞を獲得した右腕だ。当時の田澤はアマ球界でも最速レベルの速球を投げ、フォークやスライダーといった変化球も良く、ダントツの投手だった。

同年12月にボストン・レッドソックスと契約し、2013年にはワールドシリーズ制覇を経験。MLBでは通算388試合に登板し、その後はBCリーグや台湾、メキシコでマウンドに立ち続けてきた。ENEOSは予選免除だったため、近況は不詳だが、彼のような経験の持ち主がベンチにいるだけでチームメイトにとっては頼もしいはず。15年前を知る社会人ファンにとって、彼が再び東京ドームのマウンドに立つシーンがあればきっと「胸熱」な瞬間だろう。

文:大島和人

大島 和人

大島 和人

1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty

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