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野球 コラム 2023年6月6日

【ハイライト動画あり】3人のプロ注目選手が明暗、大阪商業大学が星槎道都大学にコールド勝ち。全日本大学野球選手権1回戦

野球好きコラム by 大島 和人
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星槎道都大学 vs. 大阪商業大学

今日開幕した第72回全日本大学野球選手権大会。東京ドームの第4試合は13回目の出場となる大阪商業大学(関西六大学野球連盟)と、9回目の出場となる星槎道都大学(札幌学生野球連盟)の1回戦となった。大阪商業大学の先発・上田大河と4番打者・渡部聖弥、星槎道都大学の先発・滝田一希と「侍ジャパン大学選抜」の候補が3名も登場する注目のカードだった。

星槎道都大は1回裏、1番・菊地大翔がライト線に運ぶ二塁打を放つと、バントで三塁に進めて3番・可児陽康がレフトに犠牲フライ。幸先よく1点を先制する。しかし、上田が隙を見せたのは初回だけ。先頭打者に許した二塁打が、結果的に本日唯一の被安打だった。

大阪商業大学は滝田を攻めあぐねていたが、5回表に攻略する。一死から四球で走者を出すと、9番・松田直生、1番・金原塁のバントがいずれも内野安打となり、一死満塁の大チャンス。滝田の「三塁側の打球処理」という欠点を突く狙いが奏功し、2本ともピッチャー前の内野安打だった。

大阪商業大学は代打・板谷朋生がライトに犠牲フライを放つと、さらに二死満塁から4番・渡部が俊足を飛ばして、ファースト前のタイムリー安打を放って逆転。動揺した滝田は5番・河西威飛に押し出しの四球を与えて降板する。さらに6番・畑中大介もライト前タイムリー安打を放ち、2点を追加。5-1とリードを拡げて、この回の攻撃を終えた。

大阪商業大学は7回にも4番・渡部が左中間を破るタイムリー二塁打。今日の渡部は4打数4安打2打点の大活躍だった。とどめは続く5番・河西の2ラン。試合は「7点差以上」でコールド圏内に入った。上田は7回裏、星槎道都大学の反撃を三者凡退で抑えて被安打1、四死球1の1失点完投勝利。大阪商大が快勝で2回戦進出を決めている。

◆試合結果 ※7回コールド
大阪商業大|0 0 0 0 5 0 3|8
星槎道都大|1 0 0 0 0 0 0|1

◆投手
・星槎道都大:●滝田一希、松田航瑠、佐藤 爽、伊東佳希
・大阪商業大:◯上田大河

◆本塁打
・大阪商業大:河西威飛(1号2ラン・7回)


文:大島和人

第72回 全日本大学野球選手権大会

【ハイライト動画】1回戦 星槎道都大学 vs. 大阪商業大学 プロ注目の3選手が登場

大島 和人

大島 和人

1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty

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