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野球 コラム 2023年6月1日

MOBYのMLB取材ノート 〜「ソフォモア・スランプ」をぶっ飛ばせ!(野手を中心に)~

野球好きコラム by オカモト"MOBY"タクヤ (SCOOBIE DO)
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野球が好きな、そしてスポーツが好きな皆さんならご存知であろう言葉「二年目のジンクス」。ルーキーイヤーに活躍した選手、あるいは前年度までに比べ大幅に成績をあげブレイクした選手の翌年は成績が悪化する、という意味で使われますよね。「ジンクス(英語だと「jinx」)」という言葉自体は本来「縁起が悪いもの」という意味で用いられ、それを破るべき対象として存在します。ただ昨今の日本語においては「縁起が良いもの」としても使われることが多く(例:「ラリーモンキーがビジョンに映し出されるとエンジェルスは逆転するジンクスがある」)、一部の辞書では「広く因縁があるように思われる事柄」という解説も追加され、誤用が一般化されている状況なのだとか。

さてこの「二年目のジンクス」、アメリカでは一般的に「Sophomore Slump(ソフォモア・スランプ)」と言います。「ソフォモア」とは大学二年生のこと。一説によるとギリシャ語の賢さ(Sopho)と、愚かさ(Moros)が組み合わさった言葉で、賢く成功するか、愚かな失敗をするか、分かれ目になる大事な時期、という意味が含まれているそう。今シーズンのMLBにて、その分水嶺に直面している主な二年目の選手たちのここまでの成績、ちょっとチェックしていきましょう。

【昨年の新人王たちは……】

まずは昨年の新人王ふたりから。ア・リーグ新人王のフリオ・ロドリゲス(シアトル・マリナーズ)は打率.284・OPS.853という昨年の好成績から一転、今年は開幕から成績が低迷、5月21日終了時で打率.204・OPS.656と明らかに物足りない数字でした。しかし5月22日の(今季負けまくっている)アスレティックス戦から8試合連続安打、うち6試合連続含む7試合でマルチヒット、3本塁打・OPS1.339と憑き物が落ちたかのように打ちまくり、現在.247・OPS.762。5月28日には自身2度目となるア・リーグ週間MVPも受賞しました。チーム状態もロドリゲスの成績と共に上向きその間6勝2敗、借金生活から抜け出しました。今年はオールスターが地元シアトルで開催されることもあり、出場出来る成績までなんとか状態を上げていって欲しいものです。一方、ナ・リーグ新人王のマイケル・ハリス(アトランタ・ブレーブス)は開幕から間もない4月5日の試合で守備時にフェンスに激突、その際に腰を痛めてしまい故障者リスト入り、19試合の欠場に見舞われました。復帰した4月28日以降の打率.141、OPS.462と状態は上がらず……。ロドリゲスは抜け出しつつあるとはいえ、昨年の新人王ふたり、どちらも完全に喰らっていますね。

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