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野球 コラム 2023年5月10日

大谷翔平、初黒星も通算507奪三振。100本塁打以上の選手としては、史上最多奪三振となる

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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大谷翔平

エンジェルスの大谷翔平とアストロズのフランバー・バルデスによるエース対決は、後者に軍配が上がった。

このところ、2試合連続してクオリティスタート(QS)達成を逃していた二刀流スターは現地5月9日(日本時間10日)、本拠地エンジェルスタジアムでのアストロズ戦に「3番・投手兼指名打者」で先発出場すると、マウンド上では7回6安打3失点、7奪三振2四球とQSを達成するも、出色のパフォーマンスを見せた相手先発バルデスの前に、自身を含めた打線の援護に乏しく、今季初黒星を喫した。試合は3-1でアストロズが勝利し、打者・大谷のこの日3打数無安打と快音を響せることはできなかった。

地元紙『オレンジ・カウンティ・レジスター』は、4回までほぼ完璧な投球を見せていた大谷が、5回に一挙3失点を喫したことから、試合後に「荒れた1イニングがショウヘイ・オオタニにとって高くつき、エンジェルスはアストロズとフランバー・バルデスに敗れる」と題した記事を電子版に掲載。その冒頭で「ショウヘイ・オオタニはとても良かったが、エンジェルスは彼にほぼ完璧でいてもらう必要があった」と伝えた。

さらに記事では、「今季初黒星となり、彼にとってはいくつかやり直したい投球があったとは言え、彼のこのところのらしくない登板と比べると、良いパフォーマンスではあった」とし、大谷が先発登板した直近2試合で、それぞれ5失点と4失点を喫したことを振り返った。

その上で、「オオタニはこれまで(MLBのキャリアで)一度も3試合連続して3失点以上していなかったため、歴史は彼がより良くなることを示唆している」と、マウンド上でのさらなるパフォーマンス向上へ期待を寄せた。

一方、同じく地元紙の『ロサンゼルス・タイムズ』は、試合後に「ショウヘイ・オオタニがキャリア502奪三振到達で、またしてもルースの記録にチェックマークを入れる」と題した記事を電子場に掲載し、この試合でキャリア通算507奪三振とした大谷翔平が、ベーブ・ルースの奪三振数(501)を上回ったことを伝えた。

これで大谷による奪三振数は、キャリア通算100本塁打以上の選手としては、史上最多となった。

J SPORTS編集部

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