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大谷翔平のエンジェルスは10位にランク
このオフシーズンは、ジャスティン・バーランダー(メッツ)やジェイコブ・デグローム(レンジャーズ)といったMLBを代表する大物投手が移籍したことで、投手陣という観点からは、MLBの勢力図にダイナミックな変化が起こったわけだが、現地メディアはその辺りのことをどのように見ているのだろうか。
その手がかりは、『MLB.com』が現地27日付で掲載した「2023年の先発ローテーショントップ10」という記事に見いだすことができる。
記事を寄稿したアンソニー・カストロビンス記者は冒頭で、古式ゆかしい5人ローテーションではなく、各球団から「いきなりというわけではないかもしれないが、最終的にチームにインパクトを与えるであろう6人の先発投手を選出し格付けをした」と前置きした上で、今季MLBの先発ローテーション10傑(10位はタイで2チームが並んだため、実際は11チーム)をリストアップした。以下がそのトップ10である。
1位: メッツ
2位: ブルワーズ
3位: ブレーブス
4位: レンジャーズ
5位: フィリーズ
6位: ヤンキース
7位: パドレス
8位: アストロズ
9位: ブルージェイズ
10位: エンジェルス、マリナーズ
お気付きのように、その6人の先発ローテーションに日本人選手が名を連ねる球団が4チーム選ばれている。
カストロビンス記者は10位タイに選んだエンジェルスについて、二刀流スターの大谷翔平を擁しながらも低迷する理由は先発ローテーションではなく、むしろ攻撃にある、とした上で、「オオタニがエースとして進歩し続けており、初めてサイ・ヤング賞投票で得票するなか、(昨季の)エンジェルスの先発ローテーションは防御率3.67でMLBでは6位にランクインした」とした。
そして昨季、防御率2.91としたパトリック・サンドバルの存在について触れつつ、今季は「昨季ドジャースでキャリアハイの178回2/3を投げ、防御率2.57としたタイラー・アンダーソンを獲得したことで、先発ローテーションはさらに効果的になった」と評している。
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