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横浜DeNAベイスターズ
いよいよ球春、2月1日にキャンプインとなります。三浦大輔監督勝負の3年目、今回はキャンプの注目ポイントをいくつか挙げていきたいと思います。
◆遊撃、捕手のレギュラー争い
昨季は大和が65試合、森敬斗が42試合、柴田竜拓が36試合にスタメン起用されたショートのポジションですが、オフに中日から京田陽太がトレードで加入し、定位置争いが激化しています。
チームの流れを考えれば、森のレギュラー定着が期待されるところですが、守備力では京田、大和、柴田がかなりのレベルで甲乙つけがたく、走塁やバントなども含めた攻撃力がカギになりそうです。このメンバーから森が若さと総合力で抜け出すことができれば、この先、10年は安泰のポジションになるはずです。
もうひとつ、レギュラーが決まっていないのが捕手です。昨季チーム最多の74試合でスタメンマスクを被った嶺井博希がFA移籍し、これまでの実績を考えると同32試合で2位の戸柱恭孝が本命となるでしょうか。実績で言えば、同25試合の伊藤光が本命に近い対抗と言えそうですが、故障が多く、コンディション次第となりそうです。
ここに昨季は開幕2カード目にスタメンを任されながら同12試合にとどまった山本祐大や昨季ファームで主力だった益子京右、東妻純平などが『第3の捕手』の座を争うことが予想されますが、最大のダークホースと言えるのがルーキーの松尾汐恩。首脳陣の間では、昨年高卒1年目で76試合に出場した千葉ロッテ・松川虎生と同レベルと評価する声もあり、その動向が注目されるところです。
◆ハイレベルな外国人争い
キャンプ開始時点でエスコバー、ガゼルマン、ソト、オースティン、ウェンデルケン、アンバギーと、支配下外国人は6人。これまでの実績からエスコバー、ソトの2人は確定的と言えそうですが、残る2枠をめぐって残留組と新外国人で明暗が分かれています。
万全なら4番候補のオースティンは、昨年10月に右肘手術を受け、米国でリハビリのため来日は2月中旬と出遅れは必至。来日1年目から故障続きで3年間、規定打席に到達したシーズンはなく、大きな期待を寄せることは酷なことかもしれません。昨季途中入団で4試合に先発し、今季はローテ入りが期待されたガゼルマンはパスポートの盗難被害に遭い、キャンプへの合流が早くても2月中旬と、こちらも開幕にベストな状態に持っていけるか微妙な状況です。
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