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野球 コラム 2022年10月27日

ポストシーズン無敗のアストロズか、最下位シードから下剋上のフィリーズか。ワールドシリーズのみどころ

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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また、アストロズはWSにおける本拠地での通算成績を3勝9敗としており、直近7試合だけを見ると1勝6敗としているが、このポストシーズンにおけるフィリーズの本拠地での圧倒的な勝負強さを鑑みると、ヒューストンでのパフォーマンスはこれまでと逆転させる必要があると言えそうだ。

一方、フィリーズにとってWS進出は2009年以来のことであり、経験値という観点からすると、このところWSの常連となっているアストロズに大きく差をつけられているという事実は否めない。特にアストロズにはWS制覇を経験しているジャスティン・バーランダー、ホセ・アルトゥーベ、アレックス・ブレグマン、そしてユリ・グリエルが今も中心選手としてプレーしているという大きなアドバンテージがある。

それだけフィリーズとしては、ポストシーズンで打率.419、5本塁打、6二塁打、11打点、1.351 OPSと、無双状態になっているブライス・ハーパーがその調子を維持できるかどうかがシリーズの流れに大きな影響を与えることになるだろう。また、WS経験値という意味では、フィリーズにとって、今季ナ・リーグ本塁打王で2016年にカブスで世界一を経験しているカイル・シュワーバーがLCSで打率.400、3本塁打と本来のパフォーマンスを取り戻したのは、何よりの朗報と言える。

先に挙げた「2度ある事は3度ある」的な文脈を度外視すると、今回のWSを迎えるにあたり、全体的な戦力と実績で上回るアストロズが優位に立っているのは動かし難い事実である。実際、『MLB.com』はポジション別に戦力を分析した記事で、捕手、一塁手、そして指名打者以外は、先発ローテーションとブルペンを含め、全てアストロズに軍配を上げており、シリーズの勝敗も4勝2敗でアストロズの優勝を予想している。

フィリーズがこの下馬評を覆すには、日程に余裕が出たことで、場合によっては複数のゲームで先発登板できることになったザック・ウィーラーとアーロン・ノラの2大エースが先発にマウンドに上がる試合で、どれだけ勝ち星を挙げることができるかが大きな鍵を握ることになりそうだ。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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