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野球 コラム 2022年10月19日

ダルビッシュ有、7回3安打2失点の好投も味方の援護なく敗戦。ナ・リーグ チャンピオンシップはフィリーズが先勝

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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ダルビッシュ有、好投も打線の援護がなく負け投手に

ナショナルリーグ ディビジョンシリーズ(NLDS)第1戦は、珠玉の投手戦を2-0で制したフィリーズが敵地で先勝し、第6シードからの歴史的なアップセットによるワールドシリーズ進出へ向け、幸先良いスタートを切った。

パドレス先発のダルビッシュ有は7回95球を投げ、3安打7奪三振1四球と好投するも、カイル・シュワーバーとブライス・ハーパーの大砲2門にソロ本塁打を浴び、2失点でこのポストシーズン初となる敗戦を喫した。

フィリーズは先発のザック・ウィーラーが7回1安打無失点と快投すると、ブルペンもパドレス打線を沈黙させ、零封ゲームを完遂した。なお、シュワーバーが6回にダルビッシュから放ったノーダウターの一発は、スタットキャスト導入以降のペトコパークにおける最長飛距離のホームランとなった。

『MLB.com』によると、ベスト・オブ・セブン(7戦制)のポストシーズンシリーズで第1戦を勝利したチームは、これまで185回中119回(64%)そのシリーズを制しており、現行の2-3-2形式(上位チームの本拠地で2試合を行い、下位シードの本拠地で3試合を行い、最後の2試合を再び上位チームの本拠地で開催)で、本拠地での第1戦を落としたチームは、これまで68回中30回(44%)、逆転でのシリーズ制覇を達成しているとのこと。

>本拠地で連敗を喫すると、フィラデルフィアでのシリーズ敗退も現実味を帯びてしまうパドレスは、左腕のブレイク・スネルが第2戦の先発マウンドに上がる。レギュラーシーズン後半に、サイ・ヤング賞を獲得した2018年当時のパフォーマンスを取り戻したスネルは、メッツとのワイルドカードシリーズでは制球に苦しむも、ドジャースを撃破したディビジョンシリーズでは第3戦で先発登板し、6回途中1失点と、調子を取り戻している。

パドレスは、ポストシーズンに入り驚異的な安定感を見せているブルペンが、このNLCS第1戦でも無失点リレーで試合最終盤まで逆転の可能性を残すなど、引き続き信頼度抜群のパフォーマンスを発揮しているだけに、スネルがドジャース戦同様の投球をすれば、試合は自ずとロースコアの勝負になるだろう。

問題は、第1戦で1安打に終わった打線だが、第2戦で登板するフィリーズ先発のアーロン・ノラは、このポストシーズン2勝無敗、防御率0.00と目下、無双状態に入っているだけに、苦戦は必至の状況だ。

フィリーズの長距離砲が試合を決めた第1戦同様、パドレスが投手戦による接戦が予想される第2戦を取って、シリーズをイーブンに戻すには、マニー・マチャドやフアン・ソト、そしてポストシーズン3本塁打と当たっているトレント・グリシャムに試合を決める一撃が求められることになる。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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