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野球 コラム 2022年9月17日

【ハイライト動画あり】侍ジャパンU-18、川原嗣貴が1点を死守して完封勝利。WBSC U-18ベースボールワールドカップ

野球好きコラム by 大島 和人
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日本vs.オランダ

18歳以下の野球世界一を決める「第30回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」が、9月9日(現地時間)に開幕している。初優勝を目指す高校野球日本代表「侍ジャパンU-18」はオープニングラウンドのグループBを4勝1敗で突破。15日(現地時間)のスーパーラウンド(2次ラウンド)初戦は、韓国に0-8で敗れている。第2戦の相手はグループAを3位で突破したオランダだった。

日本時間の午前5時に開始される予定だった試合は、雨により開始が3時間近く遅れた。日本の先発に起用されたのは大型右腕・川原嗣貴(大阪桐蔭3年)。初回、2回に2つずつの三振を奪うなど、持ち味の速球と縦変化で、立ち上がりから好投を見せる。

日本は3回裏、やはり好投を見せていたオランダの先発右腕アラード・ヘルムズに対して下位打線がしぶとい攻めを見せる。8番・藤森康淳(天理3年)が無死からファーストへのセーフティバントで出塁すると、9番・海老根優大(大阪桐蔭3年)はフルカウントから四球を選んで無死1・2塁のチャンスを作った。

1番・浅野翔吾(高松商3年)が三塁線に絶妙のバントを決めると、2番・黒田義信(九州国際大学付属3年)はセカンドゴロで三塁走者を返す。日本がバントヒットを糸口に1点をもぎ取った。

守備の好プレーが出たのは4回表。オランダの3番・ケンドリー・マドゥロが放った強烈な当たりを内海優太(広陵3年)が好捕する。「抜ければ二塁打」のコースだっただけに、その後の展開を考えると、試合を左右したビッグプレーだった。

川原は5回に無死から二塁打の出塁を許すが、2連続空振り三振とショートゴロでピンチを脱出。5回終了時点で3本のヒットは喫したものの、四死球は1つも許さず、奪三振は6を記録した。50球は越えたため「中1日」は必要だが、65球と中4日が必要となる次のリミットまでまだ余裕がある状況だった。

試合は雨が強まったため、5回終了時点で中断し、1時間半ほどが経過した時点で降雨コールドが宣告された。日本はバントヒットによる1安打のみと、オランダの先発ヘルムズを攻めあぐねたが、1点を死守して完封勝利。

グループA首位のアメリカ戦を残してスーパーラウンド進出チームとの対戦成績が2勝2敗となり、決勝進出の可能性をわずかに残しつつ、3位決定戦の進出を確定させている。

◆試合結果(5回降雨コールド)
オランダ|0 0 0 0 0|0
日  本|0 0 1 0 0|1

◆バッテリー
日本:○川原-松尾汐恩(大阪桐蔭3年)

文:大島和人

WBSC U-18ベースボールワールドカップ

【ハイライト】オランダvs.日本|WBSC U-18ベースボールワールドカップ

大島 和人

大島 和人

1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty

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