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現地8月19日(日本時間20日)にデトロイトのコメリカパークで開催されたタイガースvs.エンジェルスの一戦で、エンジェルス先発のパトリック・サンドバルがMLB全体で今季初となる「マダックス」(投球数100球未満で完封)を達成した。試合はエンジェルスが1-0で勝利するも、「1番・指名打者」で先発出場した目下打撃絶好調の大谷翔平は、3打数無安打1四球に終わった。
試合後、『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンジャー記者は、「サンドバルが今年初のマダックスで圧倒」と題した記事を投稿し、その冒頭で「前回のツインズ戦で先発登板した際は、5回を投げ4四球2失点とし、ここ最近の試合の四球の多さに閉口していると言っていたサンドバル」が「キャリア初の完封を、今季先発20試合目で初となる無四球で達成した」と伝えた。
今回、サンドバルは97球でマダックスを達成したのだが、記事によるとMLBにおけるマダックス達成は、2021年9月25日の試合でのフィリーズのレンジャー・スアレス以来であり、エンジェルスの選手としては、2016年8月31日のレッズ戦でリッキー・ノラスコが達成して以来とのこと。
試合後、サンドバルは「とにかく素晴らしいし、非現実的だね。1-0の試合だったね。僕はとにかく、後ろで守る選手たちのために耐え抜きたいと思っていた。最後のプレーを含め、彼らは本当に大きな併殺プレーを決めてくれた。本当に最高の気分だ」。
「通常、僕は4回で97球を投げているから(笑)。それだけに、その投球数で9回を投げ切れて最高だね。僕はとにかく、ゾーンを通して投げられていたし、とても良い感じだった。ひとたび5回、あるいは6回に達すると、全てがハマり始めた。より終盤のイニングで調子が上がったんだ。試合が進むにつれ、切れ味やスムーズさが増していった」と述べ、自身の快挙達成を振り返った。
また、記事によるとフィル・ネビン監督代行は、打者28人で完封を達成したサンドバルについて、「3ボールのカウントがあったかどうか、覚えていないくらいだ。でも、そうやって試合の最後の方まで投げ、完投するものなんだ。最近では、そういうのは珍しくなったから、これは彼が今後、長い間記憶に留めることになるだろう」と述べたとのこと。
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