ダルビッシュ有所属のパドレス、現地メディアが伝える大型補強後の見通し

今季からワイルドカード3位までがプレーオフ進出

今夏のトレードでフアン・ソトを獲得するなど、大型補強に成功したパドレスだったが、現地8月5日からのドジャースとの敵地3連戦ではスイープを喫し、目下ナショナル・リーグ西地区2位ながら、宿敵とのゲーム差は15.5に広がった。また、ワイルドカードは3番手につけるも、4番手のブルワーズとは1.5ゲーム差と安心できない状況に身を置いている。

現地7日（日本時間8日）には、ダルビッシュ有による6回2失点の好投も実らず、0-4のシャットアウト負けを喫したのは記憶に新しいところだが、現地メディアはパドレスのレギュラーシーズン後半からポストシーズンにかけた見通しをどう見ているのだろうか。

『MLB.com』が現地7日に更新した最新のパワーランキングでは、パドレスは5位にランクインしており、同ランキングの記事を投稿したポール・カセッラ記者は、目下4連敗中のパドレスについて、「先週のトレードデッドラインでフアン・ソトを獲得することで、最大の見出しを飾った」とした上で、「最近の連敗をよそに、まもなくソト、マニー・マチャド、そしてフェルナンド・タティスJr.（現在マイナー調整中）が揃うラインナップのポテンシャルは、パドレスをトップ5に留めるには十分」と評価している。

一方、同サイトでパドレスを担当するA.J.カッサベル記者は、トレードデッドライン後のパドレスについて、「ドジャースとの差を縮めることはできたか？」と疑問を呈した上で、ドジャースに3連敗を喫したことから、「序盤の結果から判断する限り、答えはノー」としつつ、「パドレスはここ1週間で明らかに良くなった」と評価。

ソトの獲得に加え、「クローザーのジョシュ・ヘイダー、一塁手のジョシュ・ベル、そして内野手のブランドン・ドルーリーを獲得し、最終的にはフェルナンド・タティスJr.が戻ってくる」ことを指摘。

そして、「2022年のナ・リーグ西地区のレースでドジャースを捉えるのは難しい」としつつも、「新生パドレスは、果たして10月の短いシリーズでナ・リーグ最高のチームと対戦するのに十分な成績を残せるか？」、さらには「もし、そうなれば、果たしてパドレスはそのチームに勝つのに十分な実力を備えることはできるのだろうか？」との疑問に対し、「それは乞うご期待」と期待を滲ませた。