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序盤不振の筒香嘉智
昨季後半にピッツバーグで捲土重来を果たした日本の大砲が、またしても産みの苦しみを味わっている。
パイレーツの筒香嘉智は現地5月12日(日本時間13日)、本拠地でのレッズ戦に「5番・一塁」で先発出場するも、2打数無安打と快音を響かすことはできず、チームも0-4で敗れ、シリーズ4連戦の初戦を落とす格好となった。
これで筒香の今季の打撃成績は80打数15安打、打率.188、1本塁打9打点となったわけだが、現地メディアはシーズン序盤に躓きを見せている和製スラッガーをどう見ているのか。
地元紙『ピッツバーグ・ポスト・ガゼット』は今月初旬、電子版に「ヨシ・ツツゴウは何が上手く行っておらず、それをどう直そうとしているのか」と題した記事を掲載し、昨季後半に打線の主軸の1人として活躍したベテランの現況について伝えた。
記事では冒頭で、「現在、ヨシ・ツツゴウはロースターの地位を失う危機に接しているわけではないが、もちろんこのシーズン序盤は、昨年11月にツツゴウと1年契約を結んだパイレーツが目論んでいたものではない」と前置き。
そして、筒香が昨季後半にパイレーツのユニフォームを着てプレーした43試合にマークした打率.268、8本塁打、.883 OPSという数字と、今季の数字を比較。そして、先月下旬にデレク・シェルトン監督が、2試合連続で筒香を先発から外したことに言及した。
その上で、「シェルトン監督は、自分の選手たちが打撃ケージの中で取り組んでいることの詳細について明かしはしないが、ツツゴウはスイングをよりコンパクトに保つ努力をしており、2021年を締め括ったパワーを見せ始めようとしていると述べた」と続けた。
記事を投稿したマイク・パーサック記者は、今季の不振の主な要因として、「先発投手に対し、彼はボールを引っ張っていない」ことを挙げ、「ツツゴウのプルフィールド(左打者の右翼方向)への打球は、キャリア平均32.6%に対し、今季は19.6%のみ」であると数字で説明した。
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