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野球 コラム 2021年10月11日

決着か?逆王手か?2つのア・リーグ ディビジョンシリーズ第4戦展望

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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ア・リーグは2カードともに第4戦へ

アメリカン・リーグのディビジョンシリーズは、レイズvs.レッドソックス、アストロズvs.ホワイトソックスの両カードともに第4戦に進む展開となった。

◆ブルペンデ―のレイズ、投手起用が勝敗の鍵

第1シードのレイズは、ワイルドカードゲームを勝ち上がってきたレッドソックスに、敵地フェンウェイパークで手痛い、延長13回サヨナラ負けを喫し、1勝2敗と後がなくなった。逆に、第1戦を落としていたレッドソックスはその後、2連勝で王手をかけ、第4戦も必勝を期して引き続き本拠地でのゲームに臨むことになる。

このレイズが生き残りを懸けることになる第4戦は、打線好調のレッドソックスに対し、はっきりとした先発投手のいないブルペンデーとなるレイズの投手陣をケビン・キャッシュ監督が、どう遣り繰りするかが最大のポイントとなりそうだ。

これに対し、レッドソックスの先発はシリーズ第1戦で先発マウンドを託されたエドゥアルド・ロドリゲスが指名される見込みとなっており、『MLB.com』の報じるところによると、第3戦終了後、レッドソックスを率いるアレックス・コーラ監督は、「まだ決定ではないが、十中八九エディになるだろう」と述べたとのこと。

その第1戦では、レイズが2回途中で5点を奪ってロドリゲスをノックアウトしており、後がないレイズを相手に、雪辱を期すロドリゲスがどのような投球を見せるかは、非常に興味深いポイントとなる。

◆ホワイトソックス、不安を抱えるエースに託す

もう一方の第2シードのアストロズと第3シードのホワイトソックスが鎬を削るカードは、アストロズがシリーズ開幕2連勝で一気に王手をかけるも、ホワイトソックス打線が本拠地に戻った第3戦で大量12得点と火を吹き、一先ず敗退を免れることに成功した。

引き続きシカゴのギャランティードレートフィールドで行われるシリーズ第4戦では、ホワイトソックスからは左腕のカルロス・ロドンがキャリア初となるポストシーズンでの先発登板を果たすことになる。

疲労と左肩に痛みがあると伝えられていたオールスター選出の左腕だが、『MLB.com』が現地10日付で掲載した第4戦のプレビュー記事によると、ロドン本人は、「ボールは良い感じで放れている。良い感じだし、準備はできている」と述べたとのこと。

今季、ロドンはアストロズ相手に、2度にわたり快投を披露しており、生き残りを懸けた現地月曜の試合では、救世主的な役割が期待される。

対するアストロズは、ワールドシリーズで勝利投手となった経験を持つ右腕のホセ・ウルキディを先発マウンドに送り出すことが決まっている。

ホワイトソックス打線には、右腕対策として、ギャビン・シーツ、ルウリー・ガルシア、セサル・ヘルナンデスといった選手がスタメンに名を連ねることが予想される。

下位打線に組み込まれるであろう彼らが、如何に好調のティム・アンダーソンやルイス・ロベルトらに繋げられるかが、試合の鍵を握ることになりそうだ。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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