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同様にブルージェイズの遊撃手マーカス・セミエンも「彼がいつ休んでリラックスしているのか分からないね」と口を揃えている。
一方、大谷のチームメイトであり、かつて二刀流選手として2019年に5イニング投球しながらも、現在は野手に転向したジャレッド・ウォルシュは、経験者として「ピッチングは時として、少し苦痛を伴うんだ。チームがそれを必要としないのであれば、僕は自分の身体をそれに使いたくはないね」とコメント。
また、ドジャースの先発投手で、18歳の時に二刀流を諦めたウォーカー・ビューラーは、二刀流の難しさについて、「(大学では)バットに触らせてくれさえしなかった。僕は(メジャーで二刀流を)トライしなくて済んで良かったと思っているよ。今では、僕はたまにヒットを1本打てれば、それで良い心持ちになれるからね」と述べている。
10代前半の早い段階で二刀流を諦めたカステヤノスは、野手としての目線で、「僕にはできないし、分からないし、このレベルで彼がそれをやる上で、どうやってケガをしないために必要なことの全てをやり遂げ、どのように精神的に準備をするのか、皆目見当もつかない」としつつ、「彼が歴史を作っていることには敬意以外ないよね」と、大谷に賛辞を贈っている。
一方、高校時代はクローザーとしてもプレーした経験を持ちつつ、二刀流としてキャリアを築こうとは全く考えなかったというフィリーズの捕手J.T・リアルムトは、もし今、自分がティーンエイジャーだったら別の考え方を持ったかもしれないとして、次のように述べた。
「彼がやっていることは、(人々に)インスピレーションを与えていると思う。もし、今ここに12歳の子供で、(投打の)両方にかなり秀でている子がいたとしたら、彼はショウヘイを見て、“わあ、これって可能なんなんだ。僕も両方やろうかな。僕が次の二刀流スターになろうかな”って言えるんだよ」。
ベーブ・ルースが二刀流選手として活躍した時代から、現地で“ベーブ以上”と評されるまでの活躍を見せている大谷の出現まで100年以上の時を要したわけだが、あるいは大谷の登場により、“次のショウヘイ・オオタニ”が出現するまでに要する年数はぐっと減るかもしれない。
もしそうなったら、大谷翔平が現在進行形で積み上げている功績は、そう遠くない将来、さらに讃えられることになるだろう。
J SPORTS 編集部
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