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その後、話題は8月10日から12日(現地時間)にかけてアナハイムで行われるエンジェルスvs.ブルージェイズのシリーズで、投手・大谷vs.ゲレーロJr.の直接対決が実現する可能性に移った。
すると、フェインサンドは「私にとってこの会話で最も興奮する部分は、ゲレーロJr.は22歳でオオタニは26歳ということで、我々は彼らが今後も長い間、素晴らしい活躍をするのが見られるんだ」と、MVPレースを繰り広げる2人の年齢について触れ、MLBの明るい未来にこの2人が大きく貢献するであろうことを強調した。
そして最後にフッターが、「シンプルな質問で終わりにしようと思うけれど、もし、シーズンが今日終わるとすると、ア・リーグのMVPはオオタニの手に渡るのか?」と問いかけると、フェインサンドは「イエス。彼から目を離すことはできない。ゲレーロJr.に投票しないことを酷いと感じるだろうけれど、彼は私にとって2番手になる」と答えた。
一方、マセソンも「今日と言うことであれば、イエス」としつつ、「最終的にはオオタニがゲレーロJr.を引き離すのではなく、ゲレーロJr.がオオタニを抜く可能性の方が高いと思う」と、ブルージェイズ担当記者としての義務を果たす形で、現時点では大谷だが最後はゲレーロJr.という立場を取った。
これに対し、ボリンガーは「もし、今日終わるのであれば、答えはイエスになる。オオタニは毎日新しい記録を更新しそうな必見のスターになった。色々な面において彼は自分のプレーで、これ以上ないくらい注目を集めている。本来、1人の選手があんなに投げて、打てるはずはないんだ」と、こちらもやはり担当記者らしい回答を示した。
そして、どちらかを選ぶのは不可能としてきたラングスは、大谷について、「我々はこれまで見たことないものを目の当たりにしている」。
「ベーブ・ルースは時速100マイルで投げなかったし、打球初速115.8マイルのホームランも打たなかった」とした上で、「彼以外を選ぶのは余りにも難しいが、ゲレーロJr.を2位にするのもかなり困難」と返答し、「打撃三冠を獲りつつ、MVPを獲得できなかった最後の選手は1947年のテッド・ウィリアズだった」と、過去の事例を紹介した。
果たしてシーズン終盤にどのような議論が展開することになるのか。無責任な外野としてこうした議論を傍聴するのも、スポーツ観戦の醍醐味の1つである。
J SPORTS 編集部
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