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ここまで1勝0敗、防御率2.37、奪三振45、打率.270、本塁打15、打点38、盗塁6
今季、投打の両方でそのポテンシャルを遺憾なく発揮し、全米で一大センセーションを巻き起こしているエンジェルスの大谷翔平。
しかし、その二刀流スターによる大車輪の活躍とは裏腹に、チームは目下アメリカン・リーグ西地区4位に沈み、勝率が5割を下回るなか、首位とは6ゲーム差と水をあけられる一方、最下位とは1ゲーム差と、上より下が気になるポジションに身を置いている。
今後も、このままエンジェルスの低迷期が半ば中長期的に続く場合、果たして大谷は近い将来、自らの去就についてどのような決断を下すのか。
地元紙『ロサンゼルスタイムズ』は、現地26日付で電子版に「もしエンジェルスが勝てない場合、オオタニは遠方に目を向けなくても良いかも」と題した記事を掲載し、記事の中で今後の大谷の去就について考察すると共に、近場のドジャース行きの可能性を指摘している。
記事では、まず大谷の同僚であり、同じくスーパースターであるマイク・トラウトについて、「マイク・トラウトはエンジェルスから解放されるべきというのは、善意の野球ファンによる毎年恒例の訴えである」とした。
その上で、「彼は2度フリーエージェントに近付きながらも、毎回アナハイムで契約延長にサインした」ことから、「仮にトラウトが解放を切望していたのであれば、彼はここにはいなかったであろうが、彼はオーナーからチームメイトに至るまでエンジェルスを気に入っており、彼はここで勝てると信じている」と論じた。
その上で、「もし、ショウヘイ・オオタニが同じように感じなかったら、どうなるのだろう?」と疑問を呈した。
今季が終了すると、大谷はフリーエージェントまであと2年となることから、記事では、「エンジェルスが、またしても失われたシーズンへと向かう崖っぷちに立たされ、オオタニが野球界における必見アトラクションとして台頭するなか、この疑問は日増しに巨大化している」とした。
さらに記事では今季のエンジェルスが抱える問題について、「メジャーで防御率が最も悪いエンジェルスは、先発投手4人の契約が切れるところであり、加えてエラーもメジャー最多で、今季はこれまでの”少なくとも彼らは打てる”という状態でもない」と指摘。
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