大谷翔平、ドジャース戦で「2番・投手」のリハーサル

ドジャース戦は2番・ピッチャーでの起用

ほぼフルパワーの二刀流でこの春を駆け抜け、MLBで最も熱い男として何度もヘッドライトを飾ってきた大谷翔平が、引き続きスポットライトを浴びている。

『MLB.com』は現地28日付で「オオタニは21年に投打でダブルの脅威となるのか？」と題した記事を掲載。その冒頭で、「この春、二刀流スターのショウヘイ・オオタニは、マウンド上と打席の中の両方の能力で多くの注目を集めてきた」とした。

現地21日のパドレス戦で、投げては5奪三振、打っては2安打と、投打の両方で活躍したことについて触れた上で、「彼は月曜のエンジェルスタジアムでのドジャース戦で、今一度、同一試合で打って投げる機会を得ることになる」と伝えた。

記事によると、「この試合の目標は、ワールドシリーズのディフェンディングチャンピオンに対するフリーウェイシリーズ第2戦で、オオタニを3～4回投げさせつつ、打席に2～3回立たせること」とのこと。

「このため、オオタニは日曜のフリーウェイシリーズ初戦のラインナップからは外れた」と伝えている。これについてマドン監督は、「今日の会話は、彼は今日打つよりも、明日の試合で投げて打つ方が良いというものだった」と述べたとのこと。

また、記事によると「オオタニはまだ、レギュラーシーズンのMLBの同一試合で打って投げるというのはしたことがないが、エンジェルスのジョー・マドン監督は、今年我々はこれを見ることができると述べている」。

そして、チームとして大谷をレギュラーシーズン中も、試合によっては投打の両方で先発起用する方針であるとした上で、「それはオオタニの状態がどれくらい良いか次第」とした。

また、月曜の試合で二刀流起用した翌日については、「月曜にオオタニが先発した後、チームは彼を火曜のドジャースタジアムでの最終戦で指名打者としてラインナップに戻すかどうかについて査定するとマドン監督は述べた」とのこと。

さらに、大谷が投打の両方で出場する試合について、記事では「エンジェルスはオオタニを2番打者として起用するようだ」としており、マドン監督も「今年はずっと2番で起用しようと思う」と述べたとのことで、当面は打者・大谷を2番で固定する方向のようだ。

オープン戦とは言え、リアル二刀流vs.ワールドシリーズ王者の勝負には、熱い視線が注がれることになりそうだ。