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野球 コラム 2021年2月16日

大谷翔平、センター方向に最も本塁打を打つ比率の高い打者と紹介される

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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センター方向の長打が多い大谷

『MLB.com』が掲載した安打分布に関するデータの記事で、エンジェルスの大谷翔平が注目選手の1人に挙げられていたので、今回はこちらの記事を紹介することとしよう。

同サイトは現地14日付で「百聞は一見に如かない7人の安打分布図」と題した、安打の分布が特徴的な7人の打者にスポットライトを当てた記事を掲載した。

例えば、全方向へ満遍なく長打を打てる弱点のない打者として、ナショナルズのフアン・ソトに着目し、左打者の彼がこれまでのキャリアを通じて打った146本の長打のうち、ライト方向へ引っ張った打球が37.7%、センター方向へ打った打球が28.8%、そして逆方向への長打が33.6%だったとのデータを提示。

そして、「打者の大半は多くの場合、引っ張る方向でパワーを発揮するものであり、2018年以降、MLBでの長打の52.7%は引っ張った打球によるものだったが、これに対してソトはデビュー以降、引っ張った打球以外の長打の数(91本)でメジャー4位につけている」と、そのボールを打ち分ける柔軟性の高さを評価している。

一方、逆方向への長打が多い打者としてはDJ・ルメイユの名を挙げ、「2019年にヤンキースへ入団して以降、彼はこれまで打ってきた36本の本塁打のうち27本をブロンクス(本拠地のヤンキースタジアム)で打っているが、うち16本が逆(ライト)方向への本塁打」。

そして、「2019年以降では、彼以外で本拠地にて逆方向へ13本以上本塁打を打った選手はいない」とし、ルメイユの打撃スタイルとヤンキースタジアムの相性の良さについて指摘した。

逆に、引っ張る方向への長打の多い打者の筆頭はディディ・グレゴリアス(フィリーズ)で記事によると、「スタットキャストがデビューを飾った2015年以降、グレゴリアスは107本の本塁打を放っているが、うち98本(91.6%)は引っ張った(ライト方向の)打球であり、これはMLBで(この期間中に)100本塁打以上打っている82人の打者のなかでは最も高い比率である」とのこと。

そして記事では、センター方向へ大きな当たりを飛ばすのが巧みな打者として、大谷翔平をピックアップ。

その中で、「エンジェルスはオオタニが2021年は体調万全で、フルタイムで生産性の高い二刀流選手に復帰することを願っており、もし彼がそうなるのであれば、彼がマウンドに立っているときは熱のある投球に、打席に立っているときはセンターの壁を越える大飛球に注目だ」とした。

その上で、「オオタニのスイングは、自然とフィールド中央へボールを弾き返す仕組みになっているようだが、彼は余りに力強いため、センター方向の距離の深さがほとんど障害にならないのである」と論じた。

また、記事よると「オオタニがキャリアを通じて放った本塁打のうち、半分以上はセンター方向であり(47本中24本)、これはこの期間中ではMLBで最高の比率であり、.792というセンター方向への長打率もリーグで最高の部類に入る数字である」とのこと。

2021年はセンター方向への長打の割合が、打者大谷の復活を示す指標の一つとなりそうだ。

J SPORTS編集部

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