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第3戦はドジャース
1日の休みを置いて再開したワールドシリーズ第3戦は、レイズ先発のチャーリー・モートンを攻略したドジャースが6-2で勝利し、シリーズを2勝1敗とリードして第4戦を迎える展開となった。
両先発投手による好投が予想された第3戦だったが、これまでレイズではポストシーズンで5勝無敗と無敵だったモートンが、4回1/3で7安打5失点としたのに対し、ドジャース先発のウォーカー・ビューラーは6回を投げて3安打1失点10奪三振と、対照的なマウンドとなった。
結果的にはこの差が勝敗に反映されることとなり、モートンはレイズ移籍後、ポストシーズンで初めて敗戦投手となった。際立ったのは、ドジャースがこのポストシーズンを通して見せつけてきた二死からの勝負強さだった。
この試合でドジャースが奪った6点のうち、初回のジャスティン・ターナーによるソロ弾、3回のマックス・マンシーによる2点適時打、4回のムーキー・ベッツによる適時打、そして6回にオースティン・バーンズがレイズ2番手のジョン・カーティスから放ったソロ弾の5点は二死から入れた得点だったのである。
これにより、ドジャースは今季ポストシーズンにおける二死からの得点を50に伸ばしたのだが、これはMLB史上最多記録となっている。
ちなみに、ドジャースはこのポストシーズンで、2ストライクから36得点を挙げているが、これもMLB記録となっている。このワールドシリーズは第4戦以降も、ドジャース攻撃では二死からの攻防が、勝敗を左右する大きな要素となりそうだ。
これに加え、レイズは初のワールドシリーズ制覇へ向け、頼みの綱としていた先発投手の奮起が不可欠となっている。『MLB.com』は現地23日付で掲載した記事で、「レイズの先発投手3人は、この3試合で防御率を合わせて8.76としており、誰も5回を投げ切れていない」としている。
特に第5戦での先発が濃厚なタイラー・グラスナウと、シリーズが3勝3敗となった場合に第7戦で先発するであろうモートンは、ともにこのシリーズで予想外の大量失点を喫しているだけに、両右腕の雪辱なしにレイズの大願成就はあり得ないだろう。
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