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『MLB.com』が現地21日付で掲載した記事によると、1998年シーズンにダイアモンドバックスとレイズ(当時の名称はデビルレイズ)が加わり、メジャーリーグが現行の全30球団となって以来、最もトレードの頻度が高かったパートナーはアスレチックスとブルージェイズで、この両球団の間では、これまでトレード移籍が27回行われているとのこと。
トレードと言うと、今春にドジャースからツインズへトレードで移籍した前田健太が記憶に新しいところだが、振り返って見ると、過去にはイチローや青木宣親といった日本人メジャーリーガーもトレードで新天地へ向かう経験をしている。
ちなみに、くだんの記事によると、1998年以降、最もトレードの頻度の高かったパートナーシップのトップ10は前出の組み合わせを含め以下の通り。
1位:アスレチックス ⇔ ブルージェイズ(27件)
2位:パドレス ⇔ レッドソックス(21件)
3位:マリナーズ ⇔ パドレス(20件)
4位:アスレチックス ⇔ ロイヤルズ(19件)
4位:ブルージェイズ ⇔ フィリーズ
4位:カブス ⇔ レンジャーズ
7位:アスレチックス ⇔ パドレス(18件)
7位:インディアンズ ⇔ パイレーツ
9位:アスレチックス ⇔ カブス(17件)
9位:マリナーズ ⇔ レイズ
こうして見ると、アスレチックスがかなりの存在感を発揮しているが、記事によると、「ビリー・ビーンがオークランドのGMとなったのは、正に30球団時代が始まろうと言う1997年10月17日。
彼の在任期間中は、ビーンが限られたリソースで常にチームの競争力を保とうと努めたことから、アスレチックスは他のどの球団よりも多く(300件近くの)トレードを行った」とのこと。
ビーンと言えば、映画『マネーボール』でブラッド・ピットが演じた名GMであり、このランキングにおけるアスレチックスの存在感の高さも、なるほどと頷ける。
なお、ビーンGM体制下でアスレチックスはポストシーズン進出を10回果たしており、このトレードの頻度が結果と無関係でないことが分かる。
また、2位に入ったパドレスとレッドソックスに関して記事では、「この2球団の関係は、2002年にラリー・ルキーノがパドレスを去り、レッドソックスの会長兼CEOとなったのを契機に始まり、これによりその直後にはサンディエゴからセオ・エプスタインを呼び寄せている」とその理由を説明している。
これは球団のフロント同士の強い関係性からくるトレード多産性の一例と言うことであろう。
考えてみれば、この選手を交換する、言葉は悪いが物々交換のようなトレードというシステムは、プロスポーツでは野球において特に顕著に用いられている手法である気がする。
例えばサッカーでもトレードという形で選手が移籍することもなくはないが、こちらは選手の契約期間が残っている場合、移籍金を払って他のチームから選手を獲得する方法が一般的であり、トレード移籍と言うことになると、その規模、話題性、そして頻度で野球の後塵を拝するのである。
これが単にスポーツとして米国発祥と欧州発祥の違いに依るものなのかどうかは、考察の余地のあるところだが、興味深い差異ではある。
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