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ポストシーズンを見据え、ブルペンへ移動となったドジャースの前田健太が役目を果たす快投で、猛烈なアピールを展開した。
日本時間9日(現地8日)の本拠地ドジャースタジアムで開催されたジャイアンツ戦で、先日前田に代わってローテーション入りした、先発のフリオ・ウリアスが2回43球で降板。
そんな中、2番手でマウンドに上がった前田が、4回1安打無失点の快投でチームを勝利に導いた。5-0で勝利したドジャースは、優勝へのマジックナンバーを「2」とした。
◆試合結果
SFG|0 0 0 0 0 0 0 0 0|0
LAD|0 0 0 2 3 0 0 0 X|5
『MLB.com』でドジャースを担当するケン・ガーニック記者は、この日の前田の投球について、監督のコメント交え、同日付で投稿した速報記事で次のように伝えている。
「ウリアスに枠を空けるため、先発ローテンションから押し出されたケンタ・マエダは、救援投手として4回を投げ、1安打無失点6奪三振とした。
試合前、ロバーツ監督は日曜の試合ではマエダに多めのイニングを投げさせることになるかもしれないが、それでもポストシーズンでは、彼のことを重要な局面で起用する短期リリーバーと見なしていると述べた」。
また、「ケンタはプロだ」とロバーツ監督。「彼にとって、球団の利益を優先して先発の座を譲歩し、彼が得意とする役割を果たすのは、彼がメジャーリーグの先発投手であるとはいえ、大いに彼の人柄を物語っている」。
ウリアスはブルペンから出てくる投手として効果的な武器となっていただけに、前腕の負傷により3ヶ月離脱していたリッチ・ヒルが、先発オプションとして戻ってくることもあり、再びブルペンへと戻されることになるかもしれない。
前田は日曜の試合で5人の救援投手の先陣を切って登板し、全員で7回を1安打無失点に抑えた。これには、1回を5球で終えたケイシー・サドラーと、3日連続での登板となったイーミ・ガルシアの投球も含まれる。
「投球面について言えば、話の中心はケンタだった」とロバーツ監督。「初球から攻撃的な姿勢は明らかだった。彼は我々が彼に90から100球の投球を求めてないと分かっていると、全てを出し切れるんだ。全てが強調されるんだ」。
前田のプロフェッショナリズムは、重要なストーリーラインの1つとしてドジャースのポストシーズンを彩ることになりそうだ。
J SPORTS 編集部
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