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バドミントン コラム 2025年7月11日

【バドミントン ジャパンオープン開幕まであと4日!】超新星は現れるか?若手が主役の可能性も

バド×レポ by 平野 貴也
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ジャパンオープン2025 開幕まであと4日

ジャパンオープン2025 開幕まであと4日

バドミントンの国際大会ダイハツジャパンオープンが7月15日から東京体育館で開催される。BWF(世界バドミントン連盟)が主催するワールドツアーで2番目に格付けが高いスーパー750。世界の強豪が集い、覇を競う。

各種目に世界ランク上位が揃うが、ランク下位の選手を甘く見るなかれ。過去の大会では、観る者を驚かせる快進撃で上位に食い込み、その後の国際大会の主役に躍り出た選手も少なくないのだ。昨年の大会でも、男子シングルスでは19歳のアレックス・ラニ(フランス)が、同国勢としての初優勝を飾ったばかりだ。当時の世界ランクは29位だったが、現在は8位(以下、世界ランクは6月30日更新時)までランクを上げている。また、2022年大会では、男子ダブルスの梁偉鏗/王昶(リャン・ウェイケン/ワン・チャン=中国)が、当時世界ランク88位で初優勝を飾ったが、24年パリ五輪で銀メダルを獲得するなど、一気にトップクラスへと駆け上がった。日本勢で初めて優勝した2013年の山口茜も、当時の世界ランクは145位だった。

2018年に主要国際大会が「スーパーシリーズ」から「ワールドツアー」に改編されたことを機に、スーパー750となったジャパンオープンは、予選が実施されなくなった。そのため、極端に世界ランクの低い選手の出場は難しくなった。ただ、まだシニアの実績が十分ではないが、大きな可能性を秘めた若手が一気に台頭するケースは、今も珍しくはない。

今大会にも、注目の若手選手がいる。23歳のクリストフ・ポポフ(フランス)は、世界ランク17位だが、2019年の世界ジュニア選手権で銀メダルで確かな実力を持つ。ジャパンオープンと同格のシンガポールオープンでも4強入りを果たしている。今大会は、兄のトマ・ジュニア・ポポフとともに男子シングルス、男子ダブルスの2種目に出場予定だ。男子シングルスでは、ほかに、インドネシア勢で初めて世界ジュニア選手権(23年)を制したアルウィ・ファルファン(世界ランク28位)の圧倒的なスピードラリーも注目される。

23歳のクリストフ・ポポフ(フランス)

23歳のクリストフ・ポポフ(フランス)

女子シングルスのプトリ・クスマ・ワルダニ(インドネシア)は、まだ22歳だが、世界ランクを11位まで上げており、日本の宮崎友花らとともに次世代の頂点を狙う選手だ。インドは若手が豊富。世界ランク38位のウンナティ・フーダは、17歳でスーパー750の出場権を獲得している。混合ダブルスでは、中国の若手が脅威。世界ランク44位の高家炫/呉夢瑩(ガオ・ジャーシュン/ウ・メンイン)は、5月のタイオープン(スーパー500)で世界ランク3位(6月30日時点)の香港ペアを破って準優勝。朱一珺/鲍骊婧 (ヅ・イージン/バオ・リージン)ペアは、朱が2022年に世界ジュニア選手権で男子ダブルス、混合ダブルスの2冠。男子ダブルスは翌年に連覇も果たしている実力者だ。今大会は、パートナーを代えて臨む。

もちろん、日本にも期待の若手がいる。19歳の宮崎は、すでに上位候補だが、特に女子のシングルスとダブルスには20代前半の若手が多くエントリーしている。世界ランク上位が集まる大会だが、若手選手があっと驚く躍進を見せる可能性もある。また日本から世界のトップへ羽ばたく選手は現れるか。超新星誕生の可能性にも注目だ。

文:平野貴也

平野貴也

平野 貴也

1979年生まれ。東京都出身。
スポーツ総合サイト「スポーツナビ」の編集・記者を経て、2009年に独立。サッカーをメーンに各競技を取材している。取材現場でよく雨が降ることは内緒。

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