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サッカー フットサル コラム 2019年11月13日

トルシエ監督にとって会心のスコアレスドロー。ベトナムの組織的守備に沈黙したU18日本代表

後藤健生コラム by 後藤 健生
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ベトナムのホーチミンで開かれていた「AFC U19選手権予選J組」で、U18日本代表が首位通過。来年ウズベキスタンで開かれる同選手権への出場を決めた。そこでベスト4以上に入れば、2021年のU20ワールドカップ出場が決まる。世界の舞台への最初の関門となる大会だった。

11組に分かれた予選で首位になれば自動的に突破が決まり、各組2位チームのうち成績上位4チーム(開催国ウズベキスタンが首位または成績上位国に入った場合は5位まで)が本大会に駒を進めることができる。

10月6日に開幕した大会で、日本は初戦のグアムには10対0、2戦目のモンゴルには9対0と圧勝。開催国のベトナムも同じく2連勝でスタートしたものの、モンゴルに3対0、グアムに4対1、得失点差では日本が大きく上回っていただけでなく、チーム力で日本が上回っているのも明らかだった。

だが、最終戦では日本はベトナムの堅守を崩すことができず、スコアレスドローに終わってしまう。首位での予選突破は決まったが、日本にとっては課題を突き付けられた引き分けだったが、一方のベトナムにとっては最強の敵と引き分け、勝点7で予選突破が決まり、勝利に等しい引き分け。監督の胴上げまで行われた。

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宙に舞った監督は、元日本代表監督のフィリップ・トルシエ。2018年からベトナムの「PVFアカデミー」でテクニカル・ディレクターを務めていたトルシエは、U18代表のホアン・アイン・トゥアン前監督が成績不振の責任をとって辞任したのを受けて急遽監督に就任していた。ただ、9月の就任以来まだ2か月しか経過していないので、トルシエにとってチーム作りが進んだ段階とは言えない。

日本代表の時もそうだったが、トルシエのチーム作りは一つひとつ戦術的トレーニングを積み重ねる方法だから、完成に時間がかかる。今は、トルシエ流フラットスリーの習得をしている段階だ。3人のCBが互いの位置を確認しながらラインを上げ下げしている風景は20年前の日本代表とまったく同じだ。CKをボックス外に蹴ってボレーシュートを狙わせるあたりもまったく変わっていない。

ただ、攻撃の部分の構築はできていないし、メンバーも前監督時代のメンバーのままで、本当は他に呼びたいメンバーもいるらしい。「このチームには小野も本山もいない……」とトルシエ監督。

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