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スキー コラム 2020年4月7日

『小林陵侑個人総合3位』

ウィンタースポーツコラム by 岩瀬 孝文
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今シーズンの欧州列強各国は、新しいヘッドコーチの就任が相次いだ。
名門ドイツには、たたき上げのオーストリア出身ホルンガッヒャーがポーランドから移ってガイガーを大成させた。そのポーランドにはチェコ出身のドレツァルがアシスタントコーチから昇格、そしてその陣営には小柄な名選手だったアダム・マリシュがにこやかにチームディレクターを務めてクバツキとストッフらを見守った。

このところ短期間のうちにヘッドコーチが変わっていたオーストリアは、来シーズンにはアシスタントコーチからビドヘルツルが昇格する。そこではクラフトの連覇や若手選手の登用に注目が集まるだろう。日本ではその愛くるしい笑顔からジャンプファンの間で『ビドちゃん』と呼ばれていた彼。だいぶ昔の札幌W杯、取材で選手ホテルを訪問した際にお目当てのゴルベルガーは、さっさと繁華街すすきのへ。途方に暮れたわたしにビドちゃんは「まあ、いつものことだから、すまないね」と優しくよもやま話に乗ってくれたのを思い出した。そのときゴルディはなんとスッパランド(温泉?)に行ったらしく、あら、そうなんだ~と(笑)。

このようなコーチの陣営になってくると、ワールドシーンでいえば我が日本チームの宮平秀治ヘッドコーチに一日の長があろう。前年には新鋭の小林陵侑(土屋ホーム)をヤンネ・バータイネン(土屋ホーム・コーチ)と連携しながら、4ヒルズトーナメント(ジャンプ週間)に優勝させ、最後にはW杯個人総合優勝の栄冠を掴ませた。

ジャパンチームの宮平秀治ヘッドコーチ

来シーズンはW杯最前線にビドヘルツル、ホルンガッヒャー、ドレツァル、ハコラ(フィンランド)、ホルンシュー(スイス)というほぼ同世代のヘッドコーチが顔を並べることになる。これで、1本目を終えコーチボックスを眺めつつ宮平HCと談笑できる楽しみが増えてきた。

2年目の台頭が期待された小林陵侑は、W杯のジンクスさながら今季は優勝を重ねることができずにいた。だが、札幌W杯を経て終盤戦のRAW AIRロウエアにかけて復調のきざしを見せ、ライバルのクバツキ(ポーランド)を抜き去って個人総合3位となった。

最後に力尽きた個人総合4位のクバツキ(ポーランド)

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